KZ-R7H-07公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 本試験

表1は農業に参入した企業の参入目的、表2は参入時の課題を建設業・食品製造業別に示す。表の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7H-07の問題図版
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正解: 2

正解

表1によれば、建設業では「経営の多角化」をあげた企業の割合が最も高く、食品製造業では「本業商品の付加価値化・差別化」の割合が最も高い

この問題のポイント

業種別の回答割合の表から、各業種の最大項目を特定する問題。業種によって参入の動機が異なることを読み取る。

解説

表1の参入目的をみると、建設業では「経営の多角化」が80%と突出して高く、「雇用対策」72%、「地域貢献」60%が続く。公共事業の減少に直面した建設業が、本業以外の収益源と人材の活用先を農業に求めた構図が読み取れる。
一方、食品製造業では「本業商品の付加価値化・差別化」が59%で最も高く、「地域貢献」57%が続き、原材料を自ら生産して製品の価値を高める、本業と結び付いた参入であることがわかる。「トレーサビリティの確保」も食品製造業37%に対し建設業8%と、食品の安全への関心の差が表れている。
表2の課題では、建設業は「販路の開拓」83%が最大だが、食品製造業では「農業技術の習得」66%が最大で、両業種で異なる。業種ごとに最大項目を別々に確認することが、この種の表の読み取りの基本である。

ひっかけポイント
一方の業種で最大の項目を、もう一方の業種にもそのまま当てはめる選択肢が定番の引っかけ。「どちらの業種でも」とあれば両方の列を確認する。

選択肢の確認

①「表2によれば、「農業技術の習得」をあげた割合はどちらの業種でも50%未満である」
誤り。
「農業技術の習得」は建設業63%、食品製造業66%で、どちらも50%を超えている。

②「表1によれば、建設業では「経営の多角化」をあげた企業の割合が最も高く、食品製造業では「本業商品の付加価値化・差別化」の割合が最も高い」
正しい。
正解。建設業は「経営の多角化」80%が最大、食品製造業は「本業商品の付加価値化・差別化」59%が最大であり、表1の数値と一致する。

③「表2によれば、建設業・食品製造業とも「販路の開拓」をあげた企業の割合が最も高い」
誤り。
「販路の開拓」が最大なのは建設業(83%)だけで、食品製造業の最大は「農業技術の習得」66%である。両業種に一般化した点が誤り。

④「表1によれば、「トレーサビリティの確保」をあげた割合は建設業の方が食品製造業よりも高い」
誤り。
「トレーサビリティの確保」は建設業8%、食品製造業37%で、食品製造業の方が高い。大小を逆にしている。

覚えるポイント

  • 建設業の参入目的の最大は経営の多角化
  • 食品製造業は本業商品の付加価値化・差別化が最大
  • 課題の最大項目も業種で異なる(販路開拓と技術習得)

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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