KZ-R7H-01|公共・政治経済 対策問題
表1は仕事にかかわる性別役割意識について、2つの調査項目への肯定的な回答割合を男女・年代別に示す。表の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 4
正解
「共働きでも男性は家庭よりも仕事を優先するべきだ」への肯定的な回答割合は、女性では20代から60代へと年代が上がるほど高くなっている
この問題のポイント
性別役割意識の調査表から、年代・性別ごとの割合の並びを正確に読み取る問題。増加・減少の向きを1列ずつ確認すれば解ける。
解説
この表は、内閣府が行ったアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に関する調査をまとめたものである。
「共働きでも男性は家庭よりも仕事を優先するべきだ」への肯定的な回答割合を女性の列でみると、20代14.5%、30代17.7%、40代23.3%、50代24.7%、60代28.0%と、年代が上がるほど高くなっている。男性でも同様に上の年代ほど高い傾向がある。
一方、「まず男性から昇進させる」の項目では、男性は20代20.4%から60代15.8%へと、むしろ若い年代の方が高いという逆の並びであり、項目によって傾向が異なる。
またどの年代でも男性の肯定的な回答割合が女性を上回っており、性別役割分担意識には男女差と世代差の両方があることが読み取れる。
ひっかけポイント
2つの項目で年代による傾向の向きが違う点が引っかけどころ。「どの項目も年代が上がるほど高い」と一般化せず、列ごとに数値を確認する。
選択肢の確認
①「「同程度の実力なら、まず男性から昇進させたり管理職に登用するものだ」への肯定的な回答割合は、男性では年代が上がるほど高くなっている」
❌ 誤り。
「まず男性から昇進させる」への男性の回答は20代20.4%から60代15.8%へと、むしろ若い年代の方が高い。年代が上がるほど高いという読みは逆である。
②「どの年代においても、女性の肯定的な回答割合は男性よりも高い」
❌ 誤り。
どの年代・どの項目でも肯定的な回答割合は男性の方が女性より高い。男女を入れ替えた記述である。
③「男性60代では、2つの項目への肯定的な回答割合はいずれも40%を超えている」
❌ 誤り。
男性60代は31.2%と15.8%であり、いずれも40%を超えていない。
④「「共働きでも男性は家庭よりも仕事を優先するべきだ」への肯定的な回答割合は、女性では20代から60代へと年代が上がるほど高くなっている」
✅ 正しい。
正解。女性の列は20代14.5%→30代17.7%→40代23.3%→50代24.7%→60代28.0%と年代が上がるほど高く、表の数値と一致する。
覚えるポイント
- 性別役割分担意識は上の年代ほど強い傾向(項目により例外あり)
- 同じ項目では男性の方が肯定的な回答割合が高い
- アンコンシャス・バイアス=無意識の思い込み
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。