KZ-R8T-05|公共・政治経済 対策問題
表は2022年の雇用形態別・男女別の所得分布を示す。表の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 3
正解
割合が最も高い所得階級は、正規雇用者の男性では300万円台、正規雇用者の女性では200万円台であり、同じ雇用形態でも男女差がみられる
この問題のポイント
所得分布の表から、列ごとに最も割合の高い階級(最頻の階級)を特定する問題。雇用形態の差と性別の差の両方を確認する。
解説
表の各列で割合が最も高い所得階級を探すと、正規雇用者の男性は300〜399万円の19.5%、正規雇用者の女性は200〜299万円の32.7%である。同じ正規雇用でも、女性の分布は男性より低い階級に偏っており、性別による所得の差が読み取れる。
非正規雇用者では、男性が200〜299万円の44.0%、女性も200〜299万円の49.5%に集中し、100〜199万円の割合も高い。正規に比べて分布全体が低い階級に寄っており、雇用形態による差も大きい。
また1,000万円以上の割合は正規男性5.6%に対し正規女性0.8%と、高所得層でも男女差がある。
注記にあるとおり、この表は就業日数・就業時間の条件をそろえて比較しており、それでも差が残ることが、この資料の重要な含意である。
ひっかけポイント
「最も割合が高い階級」は列ごとに異なる。1つの列の答えを他の列に流用させる選択肢や、高所得層の男女差を逆転させる選択肢に注意。
選択肢の確認
①「1,000万円以上の割合は、正規雇用者の女性の方が正規雇用者の男性より高い」
❌ 誤り。
1,000万円以上は正規男性5.6%、正規女性0.8%であり、女性の方が高いという読みは数値と逆である。
②「雇用形態や性別による所得分布の違いは、表からはほとんど読み取れない」
❌ 誤り。
正規と非正規、男性と女性で分布の中心が明確に異なっており、違いが読み取れないという記述は表と矛盾する。
③「割合が最も高い所得階級は、正規雇用者の男性では300万円台、正規雇用者の女性では200万円台であり、同じ雇用形態でも男女差がみられる」
✅ 正しい。
正解。最も割合が高い階級は正規男性が300〜399万円の19.5%、正規女性が200〜299万円の32.7%であり、同じ正規雇用でも男女差がある。
④「非正規雇用者の女性で割合が最も高い所得階級は、400万円台である」
❌ 誤り。
非正規女性の最頻階級は200〜299万円の49.5%である。400万円台は2.0%にすぎない。
覚えるポイント
- 正規男性の最頻階級は300万円台、正規女性は200万円台
- 非正規は男女とも200万円台以下に分布が集中
- 条件をそろえても雇用形態・性別による所得差が残る
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。