KZ-R7T-13|公共・政治経済 対策問題
資料2は非正規の職員・従業員として働く女性が現在の就業形態を選んだ理由(2017年、複数回答)を年齢層別に示す。読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 1
正解
どの年齢層でも「自分の都合のよい時間に働きたいから」の割合が最も高く、「家計の補助・学費等を得たいから」の割合は年齢層が上がるほど高くなっている
この問題のポイント
複数回答の意識調査の表を、行(理由)と列(年齢層)の両方向から読む問題。最大の項目と、年齢による増減の向きを確認する。
解説
資料2の表を年齢層ごとにみると、**「自分の都合のよい時間に働きたいから」は44〜50%で、どの年齢層でも最も高い理由になっている。時間の融通のききやすさが、非正規という働き方を選ぶ最大の理由であることがわかる。
次に行ごとの変化をみると、「家計の補助・学費等を得たいから」は25〜29歳の21%から45〜49歳の49%へと、年齢層が上がるほど高くなっている。子どもの教育費など家計の必要が増す時期と重なる動きである。
一方、「家事・育児・介護等と両立しやすいから」**は30歳代後半を峰にして、45〜49歳ではむしろ低下しており、「一貫して高くなる」わけではない。
「正規の職員・従業員の仕事がないから」という不本意型の理由は15〜20%程度で最大ではなく、「専門的な技能等を生かせるから」も1割程度にとどまる。
ひっかけポイント
山型に変化する行(両立しやすいから)を「単調に増加」と誤読させるのが定番。複数回答の表は行ごと・列ごとに最大値と向きを確認する。
選択肢の確認
①「どの年齢層でも「自分の都合のよい時間に働きたいから」の割合が最も高く、「家計の補助・学費等を得たいから」の割合は年齢層が上がるほど高くなっている」
✅ 正しい。
正解。「自分の都合のよい時間に働きたいから」は44〜50%でどの年齢層でも最大、「家計の補助・学費等」は21%から49%へ年齢とともに上昇している。
②「どの年齢層でも「正規の職員・従業員の仕事がないから」の割合が最も高い」
❌ 誤り。
「正規の職員・従業員の仕事がないから」は15〜20%程度であり、どの年齢層でも最大ではない。
③「「家事・育児・介護等と両立しやすいから」の割合は、年齢層が上がるほど一貫して高くなっている」
❌ 誤り。
「家事・育児・介護等と両立しやすいから」は30歳代後半を峰とする山型で、45〜49歳では低下しており、一貫した上昇ではない。
④「「専門的な技能等を生かせるから」の割合は、いずれの年齢層でも5割を超えている」
❌ 誤り。
「専門的な技能等を生かせるから」は12〜13%程度であり、5割を超える年齢層はない。
覚えるポイント
- 最大の理由はどの年齢層でも時間の都合
- 家計の補助は年齢層が上がるほど高い
- 両立しやすさは30歳代後半が峰の山型
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。