KZ-R6HB-01|公共・政治経済 対策問題
資料1は有効求人倍率と完全失業率の関係(2002〜2018年)、資料2は職業別有効求人倍率、資料3は雇用形態別有効求人倍率を示す。資料の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 3
正解
資料1では有効求人倍率が高い年ほど完全失業率が低い傾向がみられ、資料2では事務的職業の有効求人倍率は1倍を大きく下回っている
この問題のポイント
労働市場の2大指標の関係(逆相関)と、職業・雇用形態による求人倍率の差を複数の資料から読み取る問題。
解説
資料1は、各年の有効求人倍率(横軸)と完全失業率(縦軸)の組合せを散布図のように示している。点の並びは右下がり、つまり求人倍率が高い年ほど失業率が低いという逆相関の関係である。景気が良く人手を求める企業が多いほど、職を得やすく失業率は下がるという労働市場の基本的な関係を示す。
資料2をみると、同じ年でも職業によって倍率は大きく異なる。事務的職業は0.31〜0.49倍と1倍を大きく下回り、希望者に対して求人が少ない。一方、輸送・機械運転の職業は1.62倍から2.51倍へ上昇し、深刻な人手不足である。これを雇用のミスマッチという。
資料3では、パートタイムの有効求人倍率がフルタイムを上回って推移しており、企業が非正規の労働力を強く求めていた状況が読み取れる。
ひっかけポイント
資料3の上下の線の取り違え(パートタイムの方が高い)と、資料1の相関の向きの逆転が引っかけどころ。凡例と軸を必ず確認する。
選択肢の確認
①「資料3によれば、フルタイムの有効求人倍率はパートタイムを一貫して上回っている」
❌ 誤り。
資料3ではパートタイムの線がフルタイムの線を上回って推移しており、上下関係を逆にしている。
②「資料1では、有効求人倍率が高い年ほど完全失業率も高い傾向がみられる」
❌ 誤り。
資料1の点の並びは右下がりであり、求人倍率が高い年ほど失業率は低い。正の相関という読みは逆である。
③「資料1では有効求人倍率が高い年ほど完全失業率が低い傾向がみられ、資料2では事務的職業の有効求人倍率は1倍を大きく下回っている」
✅ 正しい。
正解。資料1の点は右下がりに並び求人倍率と失業率の逆相関を示し、資料2の事務的職業は0.31〜0.49倍で1倍を大きく下回る。
④「資料2によれば、輸送・機械運転の職業の有効求人倍率は2018年でも1倍未満である」
❌ 誤り。
輸送・機械運転の職業は2018年に2.51倍であり、1倍未満という読みは表の数値と矛盾する。
覚えるポイント
- 有効求人倍率と完全失業率は逆方向に動く
- 事務職は求人不足、輸送・機械運転は人手不足(ミスマッチ)
- パートタイムの求人倍率はフルタイムより高い
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。