KZ-R6HB-02公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 本試験(政治・経済)

資料が扱う労働市場の指標に関する知識として最も適切なものはどれか。

KZ-R6HB-02の問題図版
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正解: 2

正解

有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を示す指標であり、1倍を上回ると求職者よりも求人が多い人手不足の傾向を示す

この問題のポイント

有効求人倍率と完全失業率という2つの指標の定義を問う。分母が何か(求職者か、労働力人口か)が判定の決め手。

解説

有効求人倍率は、公共職業安定所(ハローワーク)に登録された求人数を求職者数で割った値である。1倍を上回れば求職者より求人が多い人手不足、1倍を下回れば仕事探しが厳しい状態を示す。資料2のように職業別にみると、労働市場のミスマッチが浮かび上がる。
完全失業率は、労働力人口(働く意思のある15歳以上の人口、就業者+完全失業者)に占める完全失業者の割合である。分母は全人口ではない点に注意したい。完全失業者とは、働く意思と能力があり求職活動をしているのに仕事に就けない人を指す。
また、パートタイムや契約社員など非正規雇用で働く人は、雇用が不安定ではあっても仕事に就いている以上就業者であり、失業者には含まれない。
2つの指標はいずれも景気の動きを敏感に映す代表的な雇用統計である。

ひっかけポイント
完全失業率の分母を「全人口」とする誤りが最頻出。1倍の意味(求人と求職の均衡点)の上下の取り違えにも注意。

選択肢の確認

①「非正規雇用で働く人は、就業者ではなく完全失業者に分類される」
誤り。
非正規雇用で働く人は仕事に就いている以上就業者であり、完全失業者には分類されない。

②「有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を示す指標であり、1倍を上回ると求職者よりも求人が多い人手不足の傾向を示す」
正しい。
正解。有効求人倍率は求人数を求職者数で割った値で、1倍超は求職者より求人が多い人手不足の状態を示す。

③「完全失業率とは、全人口に占める完全失業者の割合をいう」
誤り。
完全失業率の分母は全人口ではなく労働力人口(就業者+完全失業者)である。分母の取り違えが誤り。

④「有効求人倍率が1倍を下回ることは、求人数が求職者数を上回っていることを意味する」
誤り。
1倍を下回るのは求人が求職者より少ない状態である。上回るという説明は1倍の意味を逆にしている。

覚えるポイント

  • 有効求人倍率=求人数÷求職者数、1倍超は人手不足
  • 完全失業率の分母は労働力人口
  • 非正規雇用者は就業者であり失業者ではない

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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