KZ-R6HB-03公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 本試験(政治・経済)

資料は日本・アメリカ・ユーロエリアの家計の金融資産構成(2021年3月末)を示す。資料の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R6HB-03の問題図版
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正解: 1

正解

現金・預金の割合は日本が最も高く、株式等の割合はアメリカが最も高い

この問題のポイント

家計金融資産の構成比の帯グラフから、3地域の資産選択の特徴(安全志向か投資志向か)を読み取る問題。

解説

資料をみると、日本の家計は金融資産の54.3%を現金・預金で保有し、株式等は10.0%にとどまる。元本割れのリスクを避ける安全資産志向が際立って強い。
対照的にアメリカは現金・預金が13.3%と低く、株式等が37.8%と3地域で最も高い。投資信託も13.2%あり、家計がリスク資産での運用に積極的である。ユーロエリアは現金・預金34.3%、株式等18.2%と、日米の中間的な構成であり、株式等が現金・預金を上回ってはいない。
保険・年金等の割合は3地域とも3割前後で大きな差はない。
家計の資産構成は、企業への資金供給の経路(間接金融か直接金融か)や、株価上昇の恩恵が家計に及ぶ度合いを左右する。日本で「貯蓄から投資へ」が政策課題とされ、少額投資非課税制度の拡充が図られてきた背景を、この資料は数値で示している。

ひっかけポイント
「半分以上を現金・預金で保有」しているのは日本だけ。最大項目がどの地域のどの資産かを、帯の中の数値で一つずつ確認する。

選択肢の確認

①「現金・預金の割合は日本が最も高く、株式等の割合はアメリカが最も高い」
正しい。
正解。現金・預金は日本54.3%が最高、株式等はアメリカ37.8%が最高であり、資料の数値と一致する。

②「株式等の割合は、日本がアメリカを上回っている」
誤り。
株式等は日本10.0%、アメリカ37.8%で、アメリカの方が大きく上回る。大小を逆にしている。

③「アメリカの家計は、金融資産の半分以上を現金・預金で保有している」
誤り。
アメリカの現金・預金は13.3%にすぎない。半分以上を現金・預金で持つのは日本である。

④「ユーロエリアでは、株式等の割合が現金・預金の割合を上回っている」
誤り。
ユーロエリアは現金・預金34.3%、株式等18.2%で、株式等の方が小さい。上回るという読みは誤り。

覚えるポイント

  • 日本の家計は現金・預金が5割超で安全志向
  • アメリカは株式等が約4割で投資志向
  • 日本では貯蓄から投資へが政策課題

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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