KZ-R6HB-05|公共・政治経済 対策問題
資料2は1989年から1994年までの、ある経済指標(ア)の実質額の対前年増減額を示す。資料の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 3
正解
アの対前年増減額は1991年まで2〜3兆円程度のプラスを保っていたが、1992年以降縮小し、1994年にはマイナスとなっている
この問題のポイント
対前年増減額のグラフから、プラスの縮小とマイナスへの転落という景気後退の進行を読み取る問題。
解説
資料2のグラフは、ある指標の実質額が前年からどれだけ増減したかを示している。値がプラスなら前年より増えたこと、マイナスなら前年より減ったことを意味する。
折れ線をたどると、バブル景気の末期にあたる1989〜1991年は2〜3兆円程度のプラスを保っていたが、バブル崩壊後の1992年から増加幅が縮小し、1994年にはマイナスに落ち込んでいる。景気の後退とともに、それまで増え続けていたものが減少に転じたことを示す形である。
目盛りの上限は3兆円程度で、10兆円を超える動きはない。増減額の規模が比較的小さいことは、この指標が資料1の説明に登場する在庫のような項目である可能性を示唆しており、これがこの問題の元の出題(ア〜ウの特定)の手がかりにもなっている。
対前年増減額のグラフでは、線が下がっていても値がプラスなら「増え方が鈍った」だけであり、マイナスになって初めて「減少」となる点に注意したい。
ひっかけポイント
「増減額の縮小」と「減少への転落」の区別が核心。線の下降=マイナスとは限らず、ゼロの線を割ったかどうかで判断する。
選択肢の確認
①「アの対前年増減額は1989年にマイナスで、1994年に最大のプラスとなっている」
❌ 誤り。
1989年はプラス、1994年はマイナスであり、符号の配置が逆である。
②「アの対前年増減額は、1992年以降急速に拡大し続けている」
❌ 誤り。
1992年以降は増加幅が縮小してマイナスへ向かっており、急拡大という読みは正反対である。
③「アの対前年増減額は1991年まで2〜3兆円程度のプラスを保っていたが、1992年以降縮小し、1994年にはマイナスとなっている」
✅ 正しい。
正解。アの増減額は1991年まで2〜3兆円程度のプラスを保ち、1992年以降縮小して1994年にマイナスとなっており、グラフの形と一致する。
④「アの対前年増減額は、期間を通じて10兆円を超える規模で推移している」
❌ 誤り。
グラフの目盛りは3兆円程度までであり、10兆円を超える動きはない。
覚えるポイント
- 対前年増減額はプラスなら増加、マイナスなら減少
- 1992年以降に増加幅が縮小し1994年にマイナス
- 増減額の規模(数兆円)は指標特定の手がかり
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。