KZ-R7T-05公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験

資料は日本の政策分野別社会支出の対GDP比とその内訳(2019年・2020年)を帯グラフで示す。資料の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7T-05の問題図版
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正解: 4

正解

社会支出の対GDP比は2019年より2020年の方が大きく、アとイの2項目が全体の大きな割合を占めている

この問題のポイント

帯グラフの全体の長さ(対GDP比)と内訳の大小を読み取る問題。2つの年の帯の長さの比較が出発点になる。

解説

資料の帯グラフは、日本の社会支出(社会保障のための支出)が対GDP比でどれほどか、どの政策分野に配分されているかを示す。
2020年の帯は2019年より長く、社会支出の対GDP比が増加したことがわかる。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、雇用調整助成金などの支出が急増した年であり、資料の説明でも「失業・積極的労働市場政策」の増加率が最も高かったとされている。
内訳では、帯の左側に置かれたアとイの2項目が全体の大部分を占める。日本の社会支出は、医療・介護を含む保健と、年金を中心とする高齢の2分野に集中しており、児童手当などの家族分野や失業分野の割合は小さい。
高齢化により支出が保健・高齢分野に偏る構造こそ、日本の社会保障財政の特徴である。

ひっかけポイント
帯グラフでは「全体の長さの変化」と「内訳の構成」を分けて読む。小さい項目(家族・失業)を大きい項目と入れ替える選択肢に注意。

選択肢の確認

①「2020年の社会支出の対GDP比は、2019年よりも減少した」
誤り。
2020年はコロナ対応の支出増で帯が長くなっており、減少という読みは図と逆である。

②「「その他」の項目が、社会支出全体の過半を占めている」
誤り。
「その他」は帯の右端の小さな部分にとどまり、過半を占めてはいない。

③「ウとエを合わせた割合は、アの割合を上回っている」
誤り。
ウとエはいずれも小さな区分であり、合わせても最大級の区分であるアには及ばない。

④「社会支出の対GDP比は2019年より2020年の方が大きく、アとイの2項目が全体の大きな割合を占めている」
正しい。
正解。2020年の帯は2019年より長く社会支出の対GDP比は増加しており、アとイの2項目が帯の大部分を占めている。

覚えるポイント

  • 日本の社会支出は保健と高齢の2分野に集中
  • 家族分野の支出は欧州諸国に比べ小さい
  • 2020年はコロナ対応で失業・労働市場政策が急増

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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