KZ-R8H-01公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和8年度 本試験

表は主要4か国の社会保障財源の対GDP比を、一般政府拠出・事業主拠出・被保険者拠出に分けて示している。表から読み取れる記述として最も適切なものはどれか。

KZ-R8H-01の問題図版
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正解: 3

正解

4か国のうち「合計」の対GDP比が最も高いのはフランスであり、最も低いのは日本である

この問題のポイント

社会保障財源の国際比較表から、国ごとの合計値と拠出内訳を正確に読み取れるかを問う。数値の大小関係を丁寧に確認すれば解ける。

解説

社会保障の財源は、税金を元にした一般政府拠出、企業が負担する事業主拠出、加入者本人が払う保険料である被保険者拠出に分けられる。
表の「合計」を見ると、フランス35.1%、ドイツ33.3%、スウェーデン30.4%、日本25.4%であり、最高はフランス、最低は日本である。
内訳にも各国の特徴が表れている。スウェーデンは被保険者拠出が2.8%と小さく、税を中心とした北欧型の財源構成である。ドイツやフランスは事業主・被保険者の拠出が大きい社会保険中心の大陸型、日本はその中間的な構成で、一般政府拠出と保険料がほぼ半々である。
このように、社会保障のあり方は「税方式か社会保険方式か」という財源構成の違いとして国際比較できる。

ひっかけポイント
「合計」の比較と「内訳」の比較を混ぜた選択肢に注意。スウェーデンは合計こそ高いが被保険者拠出は4か国で最小という、逆方向の組合せが引っかけどころ。

選択肢の確認

①「日本の「一般政府拠出」の対GDP比はドイツよりも高い」
誤り。
日本の「一般政府拠出」は11.2%で、ドイツの11.6%をわずかに下回る。高いという記述は数値と矛盾する。

②「ドイツでは「被保険者拠出」の数値が「事業主拠出」の数値を上回っている」
誤り。
ドイツの「被保険者拠出」は10.0%、「事業主拠出」は11.7%であり、被保険者拠出の方が低い。上回るという記述は誤り。

③「4か国のうち「合計」の対GDP比が最も高いのはフランスであり、最も低いのは日本である」
正しい。
正解。「合計」はフランス35.1%が最高、日本25.4%が最低であり、表の数値と一致する。

④「スウェーデンは「被保険者拠出」の対GDP比が4か国の中で最も高い」
誤り。
スウェーデンの「被保険者拠出」は2.8%で4か国の中で最も低い。税を中心とする北欧型の財源構成であり、最も高いという読みは逆である。

覚えるポイント

  • 北欧型は税中心、大陸型は社会保険料中心の財源構成
  • 表ではフランスが合計最高、日本が最低
  • 社会保障財源は一般政府・事業主・被保険者の3拠出に区分

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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