KZ-R7T-01公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験

表1は3か国の国民負担率(対NI比)、表2は50歳代までに行った老後の生活への備えを示す。表の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7T-01の問題図版
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正解: 4

正解

Y国の国民負担率(対NI比)は3か国の中で最も高く、X国の1.5倍を超えている

この問題のポイント

国民負担率の表の数値を正確に比較する問題。54.5と32.3の比が1.5倍を超えるかという簡単な計算で判定できる。

解説

国民負担率とは、国民所得(NI)に対する租税負担と社会保険料負担の合計の割合であり、その国の公的負担の重さを示す指標である。
表1をみると、X国32.3%、Y国54.5%、Z国47.9%であり、最高はY国、最低はX国である。54.5は32.3の約1.69倍なので、「X国の1.5倍を超えている」という記述は正しい。
国民負担率が低い国では、その分だけ公的な保障が相対的に薄く、老後の備えを自助努力に頼る傾向が強まる。表2で「債券・株式の保有、投資信託」や「職業能力を高める」の割合が高いウの国は、低負担・自助中心のアメリカ型、個人年金への加入が多いイの国は、公的保障と私的準備を組み合わせる型と読める。
負担率の高低(高福祉・高負担か低福祉・低負担か)と、個人の備え方の違いを対応させて読むのがこの資料の狙いである。

ひっかけポイント
「最も低い」のはZ国ではなくX国。順位を問う選択肢は、3つの数値を並べ替えてから判定するのが確実。

選択肢の確認

①「表2のアの国では、「個人年金への加入」をあげた割合が「預貯金」をあげた割合よりも高い」
誤り。
アの国の「個人年金への加入」は24.0%で「預貯金」54.6%より低い。大小を逆にしている。

②「表2のウの国では、「債券・株式の保有、投資信託」をあげた割合が50%未満である」
誤り。
ウの国の「債券・株式の保有、投資信託」は52.2%で50%を超えている。

③「Z国の国民負担率(対NI比)は3か国の中で最も低い」
誤り。
最も低いのはX国(32.3%)であり、Z国(47.9%)ではない。

④「Y国の国民負担率(対NI比)は3か国の中で最も高く、X国の1.5倍を超えている」
正しい。
正解。Y国54.5%は3か国で最高であり、X国32.3%の約1.69倍で1.5倍を超えている。

覚えるポイント

  • 国民負担率=(租税+社会保険料)÷国民所得
  • 高負担の国は公的保障が厚く、低負担の国は自助の比重が大きい
  • 表ではY国54.5%が最高、X国32.3%が最低

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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