KZ-R7H-05公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 本試験

図は6か国の2000年以降の貿易収支(棒グラフ)と一人当たりGDP(折れ線)の推移を示す。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7H-05の問題図版
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正解: 4

正解

図イの国は貿易黒字を拡大させながら一人当たりGDPも大きく伸ばしており、2000年代以降の中国の型と考えられる

この問題のポイント

貿易収支と一人当たりGDPの2指標の組合せから国を推定する問題。黒字か赤字か、所得水準が高いか低いかで国の型を分類する。

解説

この種の問題は、各国の経済の特徴を「貿易収支の符号」と「一人当たりGDPの水準・伸び」の組合せで整理すると解ける。
図イは、貿易黒字が2000年代に急拡大し、一人当たりGDPも低い水準から大きく伸びている。2001年のWTO加盟を機に「世界の工場」として輸出を急増させた中国の型である。
図アは貿易赤字が非常に大きく、かつ一人当たりGDPが高い水準で伸びており、世界最大の貿易赤字国アメリカの型と考えられる。図エは一人当たりGDPが数千ドル程度と低く、貿易赤字が続くインドの型である。
ラベルの付いたドイツは一貫して貿易黒字を保っており、赤字が続くという読みは誤り。日本は2011年以降、貿易黒字が縮小して赤字の年も現れる推移を示す。

ひっかけポイント
「黒字の拡大」と「赤字の拡大」の取り違えが典型的な誤り。棒グラフの0の線より上か下かをまず確認し、次に折れ線の水準を読む。

選択肢の確認

①「図アの国は、2000年以降貿易黒字が拡大し続けている」
誤り。
図アの棒グラフは0の線より下、つまり大幅な貿易赤字であり、黒字拡大という読みは符号を取り違えている。

②「ドイツは2000年以降、貿易収支の赤字が続いている」
誤り。
ドイツの棒グラフは一貫して0より上の貿易黒字であり、赤字が続くという記述は図と矛盾する。

③「図エの国は、6か国の中で一人当たりGDPが最も高い」
誤り。
図エの一人当たりGDPは2,000ドル程度までの低い水準で、6か国の中で最も高いどころか最低水準である。

④「図イの国は貿易黒字を拡大させながら一人当たりGDPも大きく伸ばしており、2000年代以降の中国の型と考えられる」
正しい。
正解。図イは貿易黒字の急拡大と一人当たりGDPの急伸を同時に示しており、WTO加盟後に世界の工場となった中国の型である。

覚えるポイント

  • 中国=貿易黒字拡大+一人当たりGDPの急伸
  • アメリカ=巨額の貿易赤字+高い一人当たりGDP
  • ドイツは黒字継続、日本は2011年以降黒字が縮小

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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