KZ-R8H-07公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和8年度 本試験

図は世界のエネルギー(化石燃料とクリーンエネルギー)への投資額の推移(2015〜2023年)を2系列の棒グラフで示す。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R8H-07の問題図版
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正解: 1

正解

一方の系列は2023年にかけて投資額を大きく伸ばしており、脱炭素化の流れを踏まえるとこれはクリーンエネルギーへの投資と考えられる

この問題のポイント

2系列の棒グラフの伸びの違いを読み取り、脱炭素化という背景知識と組み合わせてどちらがクリーンエネルギーかを推論する問題。

解説

図では、2つの系列のうち一方はおおむね横ばいで推移し、もう一方は2010年代後半から増加を続け、2023年には横ばいの系列を大きく上回っている。
2015年のパリ協定採択以降、世界では脱炭素化が加速し、太陽光や風力などの再生可能エネルギー、蓄電池、送電網への投資が拡大してきた。この流れを踏まえると、伸びている系列がクリーンエネルギー、横ばいの系列が化石燃料への投資だと判断できる。
注記にあるとおり、クリーンエネルギーへの投資には再生可能エネルギーだけでなく蓄電池などへの投資も含まれる。
図から直接読めるのは「増加」と「横ばい」という形だけであり、そこに背景知識を重ねて系列を特定するのが、共通テストの図版問題の典型的な解き方である。

ひっかけポイント
伸びている系列を化石燃料と取り違えさせる選択肢が定番。世界的な脱炭素投資の拡大という知識で系列を判定する。

選択肢の確認

①「一方の系列は2023年にかけて投資額を大きく伸ばしており、脱炭素化の流れを踏まえるとこれはクリーンエネルギーへの投資と考えられる」
正しい。
正解。増加を続けて2023年に他方を大きく上回った系列は、パリ協定以降の脱炭素化で拡大したクリーンエネルギー投資と判断できる。

②「2つの系列とも、2015年から2023年まで投資額は一貫して減少している」
誤り。
一方の系列は明確な増加傾向を示しており、「両系列とも一貫して減少」は図と矛盾する。

③「2023年の時点で、2つの系列の投資額はほぼ等しい」
誤り。
2023年には2系列の差が大きく開いており、ほぼ等しいという読みは誤り。

④「投資額が伸びている系列は化石燃料への投資と考えられ、クリーンエネルギーへの投資は2023年にほぼゼロになった」
誤り。
伸びている系列を化石燃料とするのは脱炭素化の潮流と逆であり、クリーンエネルギー投資がゼロという読みも図と矛盾する。

覚えるポイント

  • クリーンエネルギーへの世界の投資は2020年代に急拡大
  • 化石燃料への投資はおおむね横ばい
  • クリーンエネルギー投資には蓄電池なども含まれる

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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