KZ-R8H-02|公共・政治経済 対策問題
表は各国の社会保障財源を比較したものである。この表が扱う日本の社会保障制度に関する知識として最も適切なものはどれか。

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正解: 2
正解
日本の社会保障制度は社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生の4部門からなり、社会保険には医療・年金・介護・雇用・労災の5種類がある
この問題のポイント
日本の社会保障の4部門と社会保険の5種類という基本の枠組みを問う。各部門の財源と対象の違いが判断の軸になる。
解説
日本の社会保障制度は、社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生の4部門で構成される。
中心となる社会保険は、保険料を主な財源とし、医療保険・年金保険・介護保険・雇用保険・労災保険の5種類がある。介護保険は2000年に始まり、40歳以上が被保険者となる。
公的扶助は生活保護法に基づき、全額公費(税)を財源として最低限度の生活を保障する仕組みで、給付には資力調査(ミーンズテスト)を伴う。保険料を財源とする社会保険との違いが重要である。
また公的年金の財政は、現役世代の保険料をその時々の高齢者への給付に充てる賦課方式を基本としており、少子高齢化が進むと現役世代の負担が重くなるという課題を抱えている。
ひっかけポイント
公的扶助と社会保険の財源(税か保険料か)の入れ替え、賦課方式と積立方式の入れ替えが定番の引っかけ。介護保険の対象年齢40歳以上も頻出。
選択肢の確認
①「介護保険の被保険者となるのは65歳以上の高齢者のみである」
❌ 誤り。
介護保険の被保険者は40歳以上である。65歳以上(第1号)だけでなく40〜64歳(第2号)も保険料を負担する。
②「日本の社会保障制度は社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生の4部門からなり、社会保険には医療・年金・介護・雇用・労災の5種類がある」
✅ 正しい。
正解。日本の社会保障は社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生の4部門からなり、社会保険は医療・年金・介護・雇用・労災の5種類である。
③「公的扶助は加入者の保険料を財源とし、生活保護の給付に際して資力調査は行われない」
❌ 誤り。
公的扶助(生活保護)の財源は保険料ではなく全額公費(税)であり、給付には資力調査(ミーンズテスト)が行われる。二重に誤った記述である。
④「日本の公的年金は、自分が積み立てた保険料を将来自分で受け取る積立方式を基本としている」
❌ 誤り。
日本の公的年金は現役世代の保険料をその時々の給付に充てる賦課方式が基本であり、積立方式ではない。少子高齢化で現役負担が重くなる課題はここから生じる。
覚えるポイント
- 社会保障は社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生の4部門
- 社会保険は医療・年金・介護・雇用・労災の5種類
- 公的年金は賦課方式、公的扶助は税財源で資力調査あり
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。