PE9-073公共・政治経済 対策問題

政治・経済B 現代日本の経済(4) 労働と社会保障

スウェーデンなど北欧型の社会保障制度の特徴として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

租税を主な財源として全ての国民に手厚い給付を行う、高福祉・高負担の型である

この問題のポイント

社会保障の国際的な3類型のうち北欧型の特徴を問う。財源(租税か保険料か)と給付の対象(全国民か加入者か)が分類の軸。

解説

社会保障制度は、財源と給付の考え方から大きく3つの型に分類される。

  • 北欧型(イギリス・北欧諸国)租税を主財源とし、全国民を対象に均一的・普遍的な給付を行う。スウェーデンなどは「高福祉・高負担」の代表で、国民負担率が高い代わりに、医療・教育・育児・介護まで手厚い公共サービスが提供される
  • 大陸型(ドイツ・フランス):職域ごとの社会保険料を主財源とし、給付は拠出に比例する
  • アメリカ型:民間保険中心で公的保障は限定的
    イギリスの制度設計の出発点となったのが、「ゆりかごから墓場まで」を掲げた1942年のベバリッジ報告である。
    類型はあくまで理念型であり、実際の各国制度は混合的である点、負担率と給付水準はセットで比較する点が、資料問題の読み方の基本となる。

ひっかけポイント
北欧型=租税・全国民、大陸型=保険料・拠出比例という財源と対象の対応の入れ替えが最頻出の引っかけ。

選択肢の確認

①「職域ごとの社会保険料を主な財源とし、給付は保険料の拠出に応じて行われる」
誤り。
誤答理由: 職域ごとの社会保険料を主財源とし拠出に応じて給付するのは、ドイツ・フランスなど大陸型の特徴である。

②「民間保険が中心で、公的な保障は最小限にとどまる」
誤り。
誤答理由: 民間保険中心で公的保障が最小限なのはアメリカ型の特徴であり、北欧型とは対極にある。

③「社会保障の給付水準も国民負担率も世界で最も低い」
誤り。
誤答理由: 北欧諸国の給付水準と国民負担率は世界でも最も高い部類であり、最も低いという記述は正反対である。

④「租税を主な財源として全ての国民に手厚い給付を行う、高福祉・高負担の型である」
正しい。
正解。北欧型は租税を主財源として全国民に普遍的な給付を行う高福祉・高負担の型で、スウェーデンなどが代表である。

覚えるポイント

  • 北欧型は租税中心・全国民対象・高福祉高負担
  • ベバリッジ報告「ゆりかごから墓場まで」が源流
  • 大陸型は社会保険中心という対比で覚える

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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