KZ-R6TB-03|公共・政治経済 対策問題
図は循環型社会を形成するための方策をまとめた物質フローの模式図である。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 1
正解
図では生産・消費・廃棄・処理を経て最終処分に至る流れに加え、資源を循環させて天然資源の消費を抑制する経路が示されている
この問題のポイント
物質フロー図の構造を読む問題。一方通行の流れと、そこから生産・消費側へ戻る循環の矢印を区別できるかがカギ。
解説
この図は、環境省の資料に基づく循環型社会の模式図である。基本の流れは「天然資源の投入→生産→消費→廃棄→処理→最終処分(埋め立て)」という一方通行だが、それだけでは資源の枯渇と処分場の不足を招く。
そこで図には、流れの各段階から上流へ戻る矢印が描かれている。使い終えた物を再び使う、処理の過程で資源として再生し生産に戻す、といった循環の経路であり、これにより天然資源の消費の抑制と適正処分を図ることが図全体の主題である。
また、再資源化が難しい廃棄物を焼却する際に熱エネルギーとして回収する**サーマルリサイクル(熱回収)**の経路も明示されており、「含まれていない」という記述は図と矛盾する。
矢印の向きに注目し、直線の流れと循環のループを区別して読むことが、この種の模式図の読解の基本である。
ひっかけポイント
「すべて埋め立てに回る」という記述は、循環の矢印の存在で否定できる。模式図では矢印の向きと分岐を一つずつ確認する。
選択肢の確認
①「図では生産・消費・廃棄・処理を経て最終処分に至る流れに加え、資源を循環させて天然資源の消費を抑制する経路が示されている」
✅ 正しい。
正解。図には生産→消費→廃棄→処理→最終処分の流れと、各段階から上流へ戻る循環の矢印、天然資源の消費の抑制が示されている。
②「図では、廃棄されたものはすべて最終処分(埋め立て)に回されることが示されている」
❌ 誤り。
図には処理などから生産・消費側へ戻る循環の矢印が描かれており、すべて埋め立てに回るという読みは矢印の存在と矛盾する。
③「図には、熱回収(サーマルリサイクル)の経路は含まれていない」
❌ 誤り。
図にはサーマルリサイクル(熱回収)が明記されており、含まれていないという記述は図と矛盾する。
④「図では、天然資源の投入を増やすことが循環型社会の目標として示されている」
❌ 誤り。
図の主題は天然資源の消費の抑制であり、投入を増やすことは循環型社会の目標と正反対である。
覚えるポイント
- 循環型社会の目標は天然資源の消費抑制と適正処分
- 物質フローには一方通行の流れと循環の経路がある
- 熱回収(サーマルリサイクル)も図に位置付けられる
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。