PE2-A12公共・政治経済 対策問題

政治・経済A 現代日本の政治(1) 民主政治の基本原理

アメリカ大統領の選出についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

大統領は、国民が各州で選んだ大統領選挙人による間接選挙で選出され、任期は4年である

この問題のポイント

大統領の選出方法と任期を問う問題。「選挙人による間接選挙」「任期4年・2期まで」という制度の数値で解ける。

解説

アメリカ大統領は、形式上は間接選挙で選ばれる。有権者は11月の選挙で、各州に配分された大統領選挙人を選び、選挙人が大統領に投票する。ほとんどの州では、州内で最多票を得た候補がその州の選挙人を総取りするため、全国の得票総数で上回った候補が敗れることも起こりうる(2000年、2016年の例)。
事実上は国民の投票で当落が決まるため「実質的には直接選挙に近い間接選挙」と説明される。議会が選ぶのではない点で、議院内閣制の首相の選出と根本的に異なる。
任期は4年で、憲法修正22条により3選は禁止2期8年まで)である。フランクリン・ローズヴェルトが4選したことへの反省から1951年に定められた。
大統領は国家元首・行政府の長・軍の最高司令官を兼ね、条約の締結や高官の任命には上院の同意が必要とされるなど、ここにも抑制と均衡が働いている。

ひっかけポイント
「議会による選出」は議院内閣制との混同を誘う定番。任期4年・2期までという数値の入れ替え(6年・3選可など)にも注意する。

選択肢の確認

①「大統領は、国民が各州で選んだ大統領選挙人による間接選挙で選出され、任期は4年である」
正しい。
正解。大統領は各州で国民が選んだ大統領選挙人による間接選挙で選出され、任期は4年、憲法修正22条により2期までとされる。

②「大統領は、連邦議会の議決によって選出される」
誤り。
誤答理由: 大統領は連邦議会の議決ではなく、国民が選ぶ選挙人による選挙で選出される。議会が行政の長を選ぶのは議院内閣制である。

③「大統領の任期は6年で、再選は一切認められていない」
誤り。
誤答理由: 任期は6年ではなく4年である。また再選は1回まで認められており、一切禁止という説明も誤りである。

④「大統領は、何期でも繰り返し再選されることが認められている」
誤り。
誤答理由: 憲法修正22条により3選は禁止されている。何期でも再選可能という説明は、フランクリン・ローズヴェルトの4選への反省で改められた現行制度に反する。

覚えるポイント

  • 大統領選挙人による間接選挙(実質は国民の選択)
  • 任期4年、修正22条で2期まで(3選禁止)
  • 条約締結・高官任命には上院の同意が必要

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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