PE4-012公共・政治経済 対策問題

政治・経済A 現代日本の政治(3) 国会・内閣・裁判所

内閣総理大臣についての説明として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

国会議員の中から国会の議決で指名され、国務大臣を任意に罷免することができる

この問題のポイント

首相の指名手続と権限を問う問題。「国会議員から国会が指名」「大臣の任免権は首相の専権」の2点で解ける。

解説

内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で指名され(衆議院議員に限られない)、天皇が任命する。指名で衆参が異なる議決をし、両院協議会でも一致しないとき、または衆議院の議決後10日以内に参議院が議決しないときは、衆議院の議決が国会の議決となる。
現憲法の首相は「同輩中の首席」にすぎなかった明治憲法下と異なり、内閣の首長として強い権限を持つ。

  • 国務大臣の任免権:任命も罷免も首相の専権で、罷免に閣議の同意は不要
  • 内閣を代表して議案を国会に提出し、行政各部を指揮監督
  • 国務大臣の訴追には首相の同意が必要(75条)
  • 自衛隊の最高指揮監督権
    大臣の任免権が首相個人の権限であることは、内閣の一体性を首相が保つための仕組みである。

ひっかけポイント
指名は「国会議員の中から」であり衆議院議員に限らない。大臣罷免は首相の専権で閣議の同意不要、首相指名の優越は10日ルールという数値も頻出。

選択肢の確認

①「衆議院議員の中から天皇が自らの判断で選任する」
誤り。
誤答理由: 指名の要件は国会議員であることで、衆議院議員に限られない。また指名するのは国会であり、天皇は指名に基づき任命する国事行為を行うのみである。

②「国務大臣の罷免には閣議の全会一致の同意が必要である」
誤り。
誤答理由: 国務大臣の罷免は首相の専権であり、閣議の同意は不要である。この任免権が内閣の一体性を支えている。

③「内閣総理大臣の指名で両院が一致しない場合、参議院の指名が国会の議決となる」
誤り。
誤答理由: 首相指名で両院が一致せず両院協議会でも不一致の場合は、衆議院の議決が国会の議決となる。参議院の優越は存在しない。

④「国会議員の中から国会の議決で指名され、国務大臣を任意に罷免することができる」
正しい。
正解。内閣総理大臣は国会議員の中から国会の議決で指名され、国務大臣の任免権を専権として持つ。罷免に閣議の同意は不要である。

覚えるポイント

  • 国会議員の中から国会が指名し天皇が任命
  • 国務大臣の任免は首相の専権(罷免に同意不要)
  • 指名の不一致は最終的に衆議院の議決が優越

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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