PE4-018|公共・政治経済 対策問題
日本の行政改革についての説明として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
1999年に情報公開法が制定され、2001年には中央省庁が1府12省庁に再編された
この問題のポイント
1990年代以降の行政改革の主な成果を問う問題。情報公開法の内容の限界(知る権利の明記なし)が細かい論点となる。
解説
肥大化した行政と官僚主導の政治を見直すため、1990年代から行政改革が進められた。
- 行政手続法(1993年):許認可や行政指導の手続を明確化し、行政運営の透明性を高めた
- 情報公開法(1999年制定、2001年施行):誰でも行政文書の開示を請求できる。ただし条文に「知る権利」の明記は見送られ、政府の**説明責任(アカウンタビリティ)**が目的とされた
- 中央省庁再編(2001年):1府22省庁を1府12省庁に再編し、内閣府を新設して内閣機能を強化した
- 国立の博物館・研究機関などの独立行政法人化、特殊法人改革、2014年の内閣人事局設置(幹部官僚人事の一元化)
なお、行政を監視するオンブズマン(行政監察官)制度は、川崎市など地方で導入例があるが、国レベルでは導入されていない。
ひっかけポイント
情報公開法に知る権利の明記なし、オンブズマンは国レベル未導入、の2点が定番の細かいひっかけ。1府12省庁の数値も押さえる。
選択肢の確認
①「国レベルのオンブズマン制度が法律で設置され、全国で運用されている」
❌ 誤り。
誤答理由: オンブズマン制度は川崎市など地方で導入例があるが、国レベルでは導入されていない。
②「1999年に情報公開法が制定され、2001年には中央省庁が1府12省庁に再編された」
✅ 正しい。
正解。情報公開法は1999年制定(2001年施行)、中央省庁再編は2001年に実施され1府22省庁が1府12省庁となった。
③「情報公開法により、国民の知る権利が法律の条文に明記された」
❌ 誤り。
誤答理由: 情報公開法の条文に知る権利は明記されず、政府の説明責任が目的とされた。細かいが頻出の論点である。
④「中央省庁再編により省庁の数は1府22省庁に増加した」
❌ 誤り。
誤答理由: 再編の方向が逆である。1府22省庁を1府12省庁に統合・削減したのが2001年の中央省庁再編である。
覚えるポイント
- 行政手続法1993年・情報公開法1999年
- 2001年に1府12省庁へ再編、内閣機能強化
- 知る権利は明記されず、国のオンブズマンは未導入
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。