PE4-051公共・政治経済 対策問題

政治・経済A 現代日本の政治(5) 地方自治

条例に基づく住民投票についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

投票結果に法的拘束力はないが、原発建設や基地問題などで住民の意思を示す手段として実施されてきた

この問題のポイント

条例に基づく住民投票の法的性格を問う問題。諮問型であること、実施例、投票資格を条例で広げられる点を押さえる。

解説

地方公共団体は、地域の重要問題について住民の意思を問うため、条例を制定して住民投票を実施することができる。
この住民投票は法律や憲法に根拠を持つものではないため、結果に法的拘束力はない諮問型)。首長や議会は結果を尊重することが期待されるが、法的に従う義務はない。
実施例は多い。

  • 1996年 新潟県巻町:原子力発電所の建設をめぐる全国初の条例に基づく住民投票
  • 1996年 沖縄県:日米地位協定の見直しと基地の整理縮小(都道府県レベル初)
  • 1997年 名護市(基地移設)、2000年 徳島市(吉野川可動堰)など
    投票資格を条例で独自に定められるため、18歳未満永住外国人に投票を認めた例もある。住民自治を活性化する手段として注目される一方、代表民主制との関係が議論されている。

ひっかけポイント
95条の特別法住民投票(拘束力あり)との混同が最大のひっかけ。巻町の原発住民投票(1996年)が最初の実施例という知識も問われる。

選択肢の確認

①「投票結果に法的拘束力はないが、原発建設や基地問題などで住民の意思を示す手段として実施されてきた」
正しい。
正解。条例に基づく住民投票の結果に法的拘束力はないが、1996年の巻町の原発住民投票以降、基地問題などで住民意思を示す手段として実施されてきた。

②「投票結果には法的拘束力があり、首長は必ず結果に従わなければならない」
誤り。
誤答理由: 条例に基づく住民投票は諮問型で法的拘束力を持たない。首長が必ず従う義務はなく、結果の尊重が期待されるにとどまる。

③「条例に基づく住民投票はこれまで日本で実施された例がない」
誤り。
誤答理由: 1996年の新潟県巻町を最初に、沖縄県・徳島市など多数の実施例がある。

④「投票資格は法律により20歳以上の日本国民に厳格に限定されている」
誤り。
誤答理由: 投票資格は条例で独自に定められ、18歳未満や永住外国人に認めた例もある。法律で20歳以上に限定されてはいない。

覚えるポイント

  • 条例に基づく住民投票は法的拘束力なし(諮問型)
  • 1996年巻町の原発住民投票が初の実施例
  • 投票資格を条例で外国人などに広げた例もある

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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