PE6-002公共・政治経済 対策問題

政治・経済B 現代日本の経済(1) 市場経済の仕組み

他の条件を一定として、ある財の原材料価格が大幅に上昇したとき、その財の市場で起こる変化として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

供給曲線が左にシフトし、均衡価格は上昇し均衡取引量は減少する

この問題のポイント

供給曲線をシフトさせる要因を問う問題。生産コストの上昇は供給曲線を左にシフトさせる、という原則で解ける。

解説

供給曲線は、価格と供給量の関係を表す右上がりの曲線である。供給曲線をシフトさせるのは、生産コスト(原材料費・賃金)、技術革新、天候、税金などの価格以外の要因である。
原材料価格が上昇すると、生産者は同じ価格では以前ほど利益が出ないため、どの価格水準でも供給量を減らす。つまり供給曲線は左(左上)にシフトする。
需要曲線が変わらなければ、新しい均衡点は元より左上に移り、均衡価格は上昇し、均衡取引量は減少する。原油高でガソリン価格が上がる現象がこの典型である。
逆に、技術革新で生産コストが下がった場合は供給曲線が右にシフトし、価格は下落して取引量は増加する。コスト上昇と技術革新を対にして覚えるとよい。

ひっかけポイント
左シフトなら「価格上昇・数量減少」がセット。「価格上昇・数量増加」のように片方だけ入れ替えた誤答が定番なので、グラフを頭に描いて確認する。

選択肢の確認

①「需要曲線が右にシフトし、均衡価格は上昇する」
誤り。
原材料価格の上昇は生産者側の要因であり、消費者の需要曲線を直接シフトさせるものではない。

②「供給曲線が左にシフトし、均衡価格は下落し均衡取引量は増加する」
誤り。
供給曲線の左シフトなら均衡価格は上昇し取引量は減少する。価格下落・数量増加という組合せはグラフ上あり得ない。

③「供給曲線が左にシフトし、均衡価格は上昇し均衡取引量は減少する」
正しい。
正解。原材料価格の上昇は生産コストの増加であり、供給曲線が左にシフトして均衡価格は上昇、均衡取引量は減少する。

④「供給曲線が右にシフトし、均衡価格は下落し均衡取引量は増加する」
誤り。
供給曲線が右にシフトするのは技術革新などでコストが低下した場合であり、原材料高とは逆である。

覚えるポイント

  • 原材料価格の上昇=供給曲線の左シフト
  • 左シフト後は均衡価格上昇・均衡取引量減少
  • 技術革新は逆に供給曲線を右にシフトさせる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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