PE6-005公共・政治経済 対策問題

政治・経済B 現代日本の経済(1) 市場経済の仕組み

需要の価格弾力性が1より小さい財を販売する企業が価格を引き上げた場合、販売収入(価格×販売量)に起こる変化として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

需要量の減少率が価格の上昇率より小さいため、販売収入は増加する

この問題のポイント

価格弾力性と販売収入の関係を問う応用問題。弾力性が1より小さい=需要量の変化率が価格の変化率より小さい、という定義から考える。

解説

販売収入は「価格×販売量」で決まるので、値上げの効果は、価格の上昇と需要量の減少のどちらの変化率が大きいかで決まる。
弾力性が1より小さい財では、価格を10%上げても需要量の減少は10%未満にとどまる。価格上昇の効果が需要減少の効果を上回るので、販売収入は増加する。
逆に弾力性が1より大きい財では、値上げすると需要量がそれ以上の割合で減るため、販売収入は減少する。この場合はむしろ値下げが収入増につながる。
電気・水道のような必需的なサービスの料金引上げが収入増に直結しやすいのは弾力性が小さいからであり、逆に競争の激しい外食産業などで安売り競争が起こるのは弾力性が大きいからである。
共通テストでは、グラフや数値表からこの関係を読み取らせる形式で出題される。

ひっかけポイント
「弾力性小=値上げで収入増」「弾力性大=値上げで収入減」の対応を逆にした誤答が定番。弾力性が小さくても需要量は少しは減る点にも注意。

選択肢の確認

①「需要量の減少率が価格の上昇率より大きいため、販売収入は減少する」
誤り。
需要量の減少率が価格上昇率を上回るのは弾力性が1より大きい場合であり、そのときに販売収入は減少する。

②「需要量がまったく変化しないため、販売収入は変化しない」
誤り。
弾力性が小さくても需要量はいくらかは減少する。まったく変化しないのは弾力性がゼロの場合だけである。

③「価格を上げると必ず需要量がゼロになるため、販売収入はゼロになる」
誤り。
値上げで需要量が必ずゼロになることはない。特に弾力性の小さい必需品では需要は大きく減らない。

④「需要量の減少率が価格の上昇率より小さいため、販売収入は増加する」
正しい。
正解。弾力性が1未満なら需要量の減少率は価格の上昇率より小さく、価格×販売量で計算される販売収入は増加する。

覚えるポイント

  • 販売収入=価格×販売量で考える
  • 弾力性が1未満なら値上げで販売収入は増加
  • 弾力性が1超なら値上げで販売収入は減少

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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