PE9-004公共・政治経済 対策問題

政治・経済B 現代日本の経済(1) 市場経済の仕組み

需要の価格弾力性についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

米などの生活必需品は弾力性が小さく、価格が上がっても需要量はあまり減らない

この問題のポイント

需要の価格弾力性の意味と、必需品・ぜいたく品での大小の対応を問う。弾力性が小さい=需要曲線の傾きが急、というグラフ上の対応も重要。

解説

需要の価格弾力性とは、価格が1パーセント変化したときに需要量が何パーセント変化するかを示す指標である。

  • 生活必需品(米・水道・医薬品など):値上がりしても買わざるを得ないので、需要量はあまり減らない → 弾力性が小さい。需要曲線は傾きが急になる
  • ぜいたく品・代わりのきく財(宝飾品・外食など):値上がりすれば購入をやめたり他の財で代替できる → 弾力性が大きい。需要曲線は傾きが緩やかになる
    弾力性が小さい財は、価格が上がっても売上数量が落ちにくいため、供給減少時に価格が急騰しやすい。不作時に農産物価格が跳ね上がるのはこのためである。
    代替財が多いほど弾力性は大きくなる、という関係も併せて押さえたい。

ひっかけポイント
必需品=弾力性小、ぜいたく品=弾力性大の対応の入れ替えが定番。グラフの傾き(急=弾力性小)とセットで問われる。

選択肢の確認

①「弾力性は全ての財で同じ値をとり、財の性質によって変わることはない」
誤り。
誤答理由: 弾力性は財の性質(必需性・代替財の多さ)によって異なる。全ての財で同じ値になるという前提自体が誤りである。

②「米などの生活必需品は弾力性が小さく、価格が上がっても需要量はあまり減らない」
正しい。
正解。米などの生活必需品は値上がりしても購入をやめられないため需要量の反応が鈍く、需要の価格弾力性は小さい。需要曲線の傾きは急になる。

③「生活必需品は弾力性が大きく、価格が少し上がると需要量が大きく減る」
誤り。
誤答理由: 必需品の弾力性を大きいとしており対応が逆。価格が上がると需要量が大きく減るのは、代替がきくぜいたく品の特徴である。

④「ぜいたく品は弾力性が小さく、価格が変わっても需要量はほとんど変わらない」
誤り。
誤答理由: ぜいたく品は購入の先送りや代替が容易なため弾力性は大きい。弾力性が小さいのは必需品であり、対応が入れ替わっている。

覚えるポイント

  • 弾力性は価格変化に対する需要量の反応の大きさ
  • 生活必需品は弾力性小(需要曲線の傾きが急)
  • ぜいたく品・代替財の多い財は弾力性大

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

PE9-003PE9-005