PE6-003|公共・政治経済 対策問題
市場である財の価格が均衡価格より高い水準にあるとき、市場メカニズムによって起こる調整として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
超過供給が生じ、価格が下落して需要量と供給量が一致していく
この問題のポイント
価格の自動調節機能(市場メカニズム)を問う問題。「均衡価格より高い=売れ残り=超過供給→価格下落」という流れで解ける。
解説
市場では、価格を目安に需要と供給が調整される。これを価格の自動調節機能といい、アダム・スミスは「見えざる手」と表現した。
価格が均衡価格より高いとき、供給量が需要量を上回る超過供給(売れ残り)が発生する。売れ残りを抱えた生産者は価格を引き下げるので、価格は下落し、需要量は増え供給量は減って、やがて均衡価格に落ち着く。
逆に価格が均衡価格より低いときは、需要量が供給量を上回る超過需要(品不足)が生じ、価格は上昇して均衡へ向かう。
このように市場メカニズムは、価格の変化を通じて資源の最適配分を実現する働きを持つ。ただし公害や公共財のように市場がうまく機能しない市場の失敗もある点に注意したい。
ひっかけポイント
「価格が高い→超過供給→下落」「価格が低い→超過需要→上昇」の対応の入れ替えが定番。超過供給なのに価格が上昇する選択肢は矛盾している。
選択肢の確認
①「需要量と供給量は常に一致しているので何も起こらない」
❌ 誤り。
需給が常に一致しているわけではなく、価格の変動を通じて一致へ向かうのが市場メカニズムである。
②「超過供給が生じ、価格が下落して需要量と供給量が一致していく」
✅ 正しい。
正解。均衡価格より高い価格では供給量が需要量を上回る超過供給(売れ残り)が生じ、価格の下落を通じて需給が一致していく。
③「超過需要が生じ、価格がさらに上昇していく」
❌ 誤り。
超過需要が生じるのは価格が均衡価格より低い場合であり、高い場合とは逆である。
④「超過供給が生じ、政府が価格を強制的に引き上げる」
❌ 誤り。
超過供給は市場メカニズムによる価格下落で解消されるのであり、政府が価格を引き上げる仕組みではない。
覚えるポイント
- 均衡価格より高い価格では超過供給(売れ残り)が発生
- 超過供給は価格の下落によって解消される
- 価格の自動調節機能=見えざる手(アダム・スミス)
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。