PE6-016公共・政治経済 対策問題

政治・経済B 現代日本の経済(1) 市場経済の仕組み

寡占市場における非価格競争の例として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

広告・宣伝やデザイン、アフターサービスの充実によって顧客を獲得しようとする競争

この問題のポイント

非価格競争の中身を問う問題。「価格以外の要素で競う」という定義に当てはまるものを選べばよい。

解説

寡占市場では、価格を下げ合う競争は共倒れにつながりやすいため、企業は価格を維持したまま、価格以外の要素で顧客を奪い合う。これを非価格競争という。
具体的には次のようなものがある。

  • 広告・宣伝によるブランドイメージの構築
  • デザインや品質、機能の差別化
  • アフターサービスや保証の充実
  • モデルチェンジや景品・ポイント制度
    自動車・家電・化粧品・ビールなどの業界で典型的に見られ、テレビや動画サイトで大量の広告が流れるのはこのためである。
    非価格競争は製品の質の向上につながる面もあるが、多額の広告費が価格に転嫁されれば消費者の負担になるという批判もある。
    なお、安値で奪い合う競争は価格競争であり、価格協定を結んで競争をやめるのはカルテル(違法)である。両者と区別できるようにしたい。

ひっかけポイント
非価格競争は「競争をやめること」ではなく、価格以外の面での激しい競争である。カルテル(協定)との区別が定番の出題ポイント。

選択肢の確認

①「政府が入札によって最も安い業者を選ぶこと」
誤り。
入札は発注者が最安値の業者を選ぶ調達の仕組みであり、企業間の非価格競争の例ではない。

②「広告・宣伝やデザイン、アフターサービスの充実によって顧客を獲得しようとする競争」
正しい。
正解。広告・宣伝、デザイン、アフターサービスなど価格以外の要素で顧客を獲得する競争が非価格競争であり、寡占市場で活発になる。

③「他社より少しでも安い価格をつけて顧客を奪い合う競争」
誤り。
価格を下げ合って顧客を奪う競争は価格競争であり、非価格競争はこれを避けた競争形態である。

④「複数の企業が価格協定を結んで競争をやめること」
誤り。
価格協定を結んで競争をやめるのはカルテルであり、独占禁止法違反となる。競争の一形態である非価格競争とは別物である。

覚えるポイント

  • 非価格競争=価格以外(広告・品質・サービス)で競うこと
  • 寡占市場で管理価格・下方硬直性とセットで現れる
  • 価格協定(カルテル)とは別物

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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