PE6-018|公共・政治経済 対策問題
株式会社の仕組みについての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
株主は出資額を限度とする有限責任を負い、最高意思決定機関は株主総会である
この問題のポイント
株式会社の基本原理を問う問題。「有限責任」と「株主総会が最高機関・1株1票」の2点をおさえていれば解ける。
解説
株式会社は、株式を発行して多数の人から広く資金を集める企業形態である。
株主は、会社が倒産しても出資額を失うだけで、それ以上会社の債務を弁済する義務を負わない。これを株主有限責任の原則という。損失の上限が明確なので、多くの人が安心して出資でき、大規模な資本の結集が可能になる。
会社の最高意思決定機関は株主総会であり、取締役の選任や合併などの重要事項を決定する。議決権は1人1票ではなく、原則として1株につき1票であり、多く出資した株主ほど大きな発言力を持つ。
業務の執行は株主総会で選ばれた取締役が担い、株主は利潤の分配として配当を受け取る。株価の値上がり益と並ぶ株式投資の収益である。
ひっかけポイント
「有限責任」を無限責任と入れ替える誤答、「1株1票」を1人1票とする誤答が定番。株主総会と取締役会の役割の区別も問われやすい。
選択肢の確認
①「株主は会社の債務全額について無限責任を負う」
❌ 誤り。
株主が会社債務の全額について無限責任を負うのは合名会社の社員などであり、株式会社の株主は有限責任である。
②「株主総会の議決権は保有株式数に関係なく1人1票である」
❌ 誤り。
株主総会の議決権は原則1株1票であり、保有株式数に応じて発言力が変わる。1人1票は協同組合などの原則である。
③「株式会社は利潤を株主に配当することが法律で禁止されている」
❌ 誤り。
配当は株主への利潤分配として会社法が予定する仕組みであり、禁止されてはいない。
④「株主は出資額を限度とする有限責任を負い、最高意思決定機関は株主総会である」
✅ 正しい。
正解。株主は出資額を限度とする有限責任のみを負い、株主総会が最高意思決定機関として取締役選任などを決定する。
覚えるポイント
- 株主は出資額を限度とする有限責任
- 最高意思決定機関は株主総会、議決権は原則1株1票
- 株主への利潤分配が配当
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。