PE6-068公共・政治経済 対策問題

政治・経済B 現代日本の経済(3) 日本経済の歩みと課題

日本の食料自給率(2025年時点)についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

カロリーベースで約38%と主要先進国の中で低い水準にあり、米はほぼ自給できる一方、小麦や大豆は輸入依存度が高い

この問題のポイント

食料自給率の数値と品目差を問う問題。「カロリーベース約38%・生産額ベース約6割」という2つの指標の区別がカギ。

解説

食料自給率とは、国内で消費される食料のうち国内生産でまかなわれる割合である。日本のカロリー(供給熱量)ベースの自給率は約38%で、主要先進国の中で際立って低い。生産額ベースでは約6割となり、野菜など単価の高い品目の国内生産が反映されて数値が高くなる。
品目別の差も重要である。**米はほぼ100%**自給できる一方、小麦は約2割、大豆は1割未満と輸入依存度が高く、飼料の多くも輸入に頼るため、畜産物の実質的な自給率は低くなる。
自給率低下の背景には、食生活の洋風化(米の消費減、肉類・油脂の消費増)、農業従事者の減少と高齢化、農地の減少がある。
世界的な人口増加や気候変動、国際情勢の不安定化の中で、食料安全保障の観点から自給率の向上(カロリーベース45%目標)が課題とされている。

ひっかけポイント
「カロリーベース約38%」と「生産額ベース約6割」の使い分けが最頻出。米(ほぼ自給)と小麦・大豆(輸入依存)の対比も定番。

選択肢の確認

①「米の自給率が約1割と特に低いことが問題となっている」
誤り。
米の自給率はほぼ100%であり、約1割という記述は小麦や大豆の水準と取り違えている。

②「食料自給率は生産額ベースよりカロリーベースの方が常に高くなる」
誤り。
単価の高い野菜などが反映される生産額ベース(約6割)の方がカロリーベースより高く、記述は逆である。

③「カロリーベースで約38%と主要先進国の中で低い水準にあり、米はほぼ自給できる一方、小麦や大豆は輸入依存度が高い」
正しい。
正解。日本の食料自給率はカロリーベースで約38%と先進国中低水準であり、米はほぼ自給できる一方、小麦・大豆は輸入依存度が高い。

④「カロリーベースで約90%と主要先進国の中で最も高い水準にある」
誤り。
カロリーベース約90%という数値は誤りで、実際は約38%と主要先進国の中で低い水準である。

覚えるポイント

  • カロリーベース自給率は約38%で先進国最低水準
  • 生産額ベースでは約6割
  • 米はほぼ自給、小麦・大豆・飼料は輸入依存

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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