PE6-047|公共・政治経済 対策問題
日本の国債残高の現状(2025年時点)についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
普通国債残高は約1100兆円に達し、GDPの2倍を超えて主要先進国の中で最悪の水準にある
この問題のポイント
国債残高の規模感を問う問題。「残高約1100兆円・GDP比2倍超・先進国最悪」という概数をおさえているかがカギ。
解説
日本の普通国債残高は2025年度末で約1100兆円に達する見込みであり、GDP(約600兆円)の2倍を超える。政府債務残高の対GDP比は主要先進国の中で最悪の水準である。
残高が膨張した背景には、バブル崩壊後の景気対策、高齢化による社会保障費の増大、減税、新型コロナ対応の大型補正予算などがある。
一般会計歳出の2割以上が国債費(利払いと償還)に充てられ、新規発行の公債金は歳入の2〜3割を占める。この状態が続けば、他の政策に回す予算が圧迫される財政の硬直化や、将来世代への負担の先送り、金利上昇時の利払い急増といった問題が深刻になる。
なお、日本国債の保有者は日本銀行と国内の金融機関・投資家が大部分であり、外国保有はごく一部である。この点は財政破綻リスクの議論で言及される。
ひっかけポイント
「約1100兆円・GDP比2倍超」という桁感覚を問うのが定番。国内保有が中心という保有構造も、誤答づくりに使われやすい。
選択肢の確認
①「国債はすべて外国政府が保有している」
❌ 誤り。
日本国債の保有は日銀と国内金融機関が中心であり、全額外国政府保有という記述は事実に反する。
②「普通国債残高は約1100兆円に達し、GDPの2倍を超えて主要先進国の中で最悪の水準にある」
✅ 正しい。
正解。普通国債残高は2025年度末で約1100兆円に達する見込みで、GDP(約600兆円)の2倍を超え、主要先進国の中で最悪の水準にある。
③「国債残高は約10兆円で、GDPの1割程度にとどまっている」
❌ 誤り。
残高は約10兆円ではなく約1100兆円であり、桁が大きく異なる。
④「国債残高はGDPのおよそ半分で、主要先進国の中で最も健全な水準にある」
❌ 誤り。
対GDP比は2倍超であり、半分程度で最も健全という記述は正反対である。
覚えるポイント
- 普通国債残高は約1100兆円(2025年時点)
- 対GDP比2倍超で主要先進国中最悪
- 保有者は日銀と国内金融機関が中心
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。