PE7-033公共・政治経済 対策問題

政治・経済C 国際政治(3) 核軍縮と平和構築

非核地帯(非核兵器地帯)についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

ラテンアメリカのトラテロルコ条約など、特定の地域内での核兵器の開発・配備などを条約で禁止する仕組みである

この問題のポイント

非核地帯条約の仕組みと代表例(トラテロルコ条約など)、および北東アジアには存在しないという現状を問う問題。

解説

非核地帯(非核兵器地帯)とは、特定の地域の諸国が条約を結び、域内での核兵器の開発・実験・製造・配備などを禁止する仕組みである。地域からのアプローチで核不拡散を補完するものといえる。
先駆けとなったのが、キューバ危機を教訓に1967年に調印されたラテンアメリカのトラテロルコ条約である。以後、南太平洋(ラロトンガ条約)、東南アジア(バンコク条約)、アフリカ(ペリンダバ条約)、中央アジアなどに広がり、南半球の陸地の大部分は非核地帯に含まれるに至った。多くの条約には、核保有国が域内諸国への核使用・威嚇をしないことを約束する議定書が付されている。
一方、日本・韓国・北朝鮮を含む北東アジアには非核地帯条約は存在せず、構想が議論される段階にとどまっている。

ひっかけポイント
非核地帯は各地域の条約による自発的な仕組みで、国連憲章上の義務ではない。北東アジアに「すでに成立」という記述は現状と異なる定番の誤り。

選択肢の確認

①「非核地帯は軍事同盟の一種であり、域外の核保有国への核攻撃を認めている」
誤り。
誤答理由: 非核地帯は軍事同盟ではなく、核兵器を地域から排除する仕組みである。核攻撃を認めるどころか、核保有国に不使用を約束させる議定書を伴う。

②「ラテンアメリカのトラテロルコ条約など、特定の地域内での核兵器の開発・配備などを条約で禁止する仕組みである」
正しい。
正解。非核地帯は地域の条約で域内の核兵器の開発・配備等を禁止する仕組みで、ラテンアメリカのトラテロルコ条約が先駆である。

③「非核地帯条約は、国連憲章によってすべての地域に義務づけられている」
誤り。
誤答理由: 非核地帯は国連憲章上の義務ではなく、各地域の諸国が自発的に条約を結んで設けるものである。

④「日本を含む北東アジアには、すでに非核地帯条約が成立している」
誤り。
誤答理由: 北東アジアに非核地帯条約は存在しない。構想の議論はあるが実現しておらず、「成立済み」は誤り。

覚えるポイント

  • 地域条約で核兵器の開発・配備を禁止する仕組み
  • 先駆はトラテロルコ条約(1967年・ラテンアメリカ)
  • 北東アジアには非核地帯条約が存在しない

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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