PE9-010|公共・政治経済 対策問題
ある年の名目GDPが550兆円、実質GDPが500兆円であるとき、GDPデフレーター(基準年=100)の値として正しいものはどれか。
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正解: 1
正解
110
この問題のポイント
GDPデフレーターの計算式を使えるかを問う。名目を実質で割って100を掛ける、という式の分子・分母の位置が核心。
解説
GDPデフレーターは、GDPの計算に使われる物価指数であり、次の式で求められる。
- GDPデフレーター=名目GDP÷実質GDP×100
本問では、550÷500×100=110となる。基準年を100とするので、基準年から物価が約10パーセント上昇したことを意味する。
この式を変形すると「実質GDP=名目GDP÷デフレーター×100」となり、名目値から実質値を求める操作をデフレート(物価修正)と呼ぶ。
デフレーターが100を下回っていれば、基準年より物価が下落した(デフレ)ことを示す。日本では1990年代末から2010年代前半にかけてデフレーターの下落が続き、デフレ経済の指標として注目された。
消費者物価指数が家計の購入する財・サービスに限られるのに対し、GDPデフレーターは投資財なども含む国内生産全体の物価を表す点も特徴である。
ひっかけポイント
分子と分母を逆にした91(500÷550×100)が定番の誤答。「名目が上、実質が下」と機械的に覚えるとよい。
選択肢の確認
①「110」
✅ 正しい。
正解。GDPデフレーターは名目GDP÷実質GDP×100で求められ、550÷500×100=110となる。基準年から物価が約10パーセント上昇したことを示す。
②「91」
❌ 誤り。
誤答理由: 分子と分母を逆にした500÷550×100の計算結果であり、名目が分子・実質が分母という式の形を取り違えている。
③「50」
❌ 誤り。
誤答理由: 名目と実質の差額50兆円を実質GDPの1割とみて50とした誤りで、デフレーターは差額ではなく比率を100倍した指数である。
④「105」
❌ 誤り。
誤答理由: 110ではなく105とする根拠はなく、550÷500の比率1.1を正しく100倍すれば110になる。
覚えるポイント
- GDPデフレーター=名目GDP÷実質GDP×100
- 100超なら基準年より物価上昇、100未満なら下落
- 名目÷デフレーター×100で実質GDPが出る
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。