KZ-R7T-01歴史総合・世界史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験

グラフはアジア競技大会の開催都市と国連加盟国数の推移を重ねて示す。1960年前後に国連加盟国数が急増している主な理由はどれか。

KZ-R7T-01の問題図版
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正解: 4

正解

アフリカを中心に多数の植民地が独立したから

この問題のポイント

1960年前後に国連加盟国数が急増した理由を問う問題。「アフリカの年」に象徴される脱植民地化の波という基本知識でグラフの伸びを説明できる。

解説

第二次世界大戦後、アジア・アフリカの植民地は次々と独立していった。特に1960年にはナイジェリアやセネガルなどアフリカの17カ国が一挙に独立し、「アフリカの年」と呼ばれる。
独立国は次々と国連に加盟したため、グラフの加盟国数は1960年前後に階段状に急増している。
国連の性格もこれで変わった。発足時(1945年、51カ国)は欧米中心だったが、アジア・アフリカ諸国が多数派となり、総会では植民地独立付与宣言(1960年)が採択された。
なお加盟国の増加には時期ごとに理由がある。1955年前後は東西対立で保留されていた国々の一括加盟、1990年代はソ連・ユーゴスラヴィアの解体による新国家の誕生が要因である。

ひっかけポイント
加盟国急増の理由は時期で異なる。1960年前後=脱植民地化、1990年代=ソ連・ユーゴ解体。ドイツ統一(1990年)はむしろ国の数が減る出来事で逆方向。

選択肢の確認

①「東西ドイツが統一されたから」
誤り。
東西ドイツの統一は1990年であり、しかも二国が一国になるため加盟国数はむしろ減る。

②「ソ連が解体して多数の共和国が生まれたから」
誤り。
ソ連の解体は1991年で、それによる加盟国の増加はグラフの1990年代の伸びに当たる。

③「国連の加盟条件が撤廃されたから」
誤り。
国連加盟には安全保障理事会の勧告と総会の議決が必要であり、加盟条件が撤廃された事実はない。

④「アフリカを中心に多数の植民地が独立したから」
正しい。
1960年はアフリカの年と呼ばれ、17カ国が一挙に独立して国連に加盟した。脱植民地化の波が加盟国数を急増させた。

覚えるポイント

  • 1960年は「アフリカの年」、17カ国独立
  • 1960年植民地独立付与宣言を国連総会で採択
  • 1990年代の加盟増はソ連・ユーゴ解体が要因

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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