KZ-R8T-04歴史総合・世界史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和8年度 追・再試験

同じグラフで、電信網は鉄道網よりも早い時期に長く延びている。19世紀半ばの電信の世界的な意義として最も適切なものはどれか。

KZ-R8T-04の問題図版
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正解: 4

正解

海底ケーブルと結び付き、帝国の統治と商業の情報を高速化した

この問題のポイント

19世紀半ばの電信の世界的意義を問う問題。海底ケーブルと結び付いて帝国統治と商業情報を高速化した、情報のグローバル化の第一波として理解する。

解説

電信は、電気信号でモールス符号などの文字情報を送る技術で、1830年代末に実用化された。音声を送る電話(1876年発明)や無線放送(20世紀)とは別物である。
19世紀半ばから各国で電信網が延び、さらに海底ケーブルが海を越えて各大陸を結んだ。大西洋横断ケーブルは1866年に成功し、1870年ごろにはロンドンとインドが接続された。日本も1871年に長崎経由で世界の電信網につながっている。
情報の伝達は、船で数週間かかっていたものが数時間以内に短縮された。本国政府の命令、商品相場、戦争のニュースが即日世界を駆け巡るようになり、帝国の統治と世界市場の一体化を支えた。
電信が鉄道より先に延びたのは、建設費が安く、軍事・行政にすぐ役立ったからである。

ひっかけポイント
電信(文字信号)と電話(音声)・無線放送の混同を誘う選択肢が定番。大西洋横断ケーブル1866年という年号は、情報革命の画期として覚えておく。

選択肢の確認

①「音声通話を可能にした」
誤り。
音声を伝える電話はベルが1876年に実用化したもので、文字信号を送る電信とは別の技術である。

②「無線放送を各家庭に届けた」
誤り。
家庭向けのラジオ放送が始まるのは1920年代で、19世紀半ばの電信とは時期も仕組みも異なる。

③「鉄道の代わりに貨物を運んだ」
誤り。
電信が伝えるのは情報であり、貨物を運ぶことはできない。

④「海底ケーブルと結び付き、帝国の統治と商業の情報を高速化した」
正しい。
電信は海底ケーブルと結ばれて大陸間を接続し、統治の命令や商品相場の情報の伝達を数週間から数時間へ短縮した。

覚えるポイント

  • 電信は文字信号、電話・放送とは別
  • 大西洋横断海底ケーブル成功は1866年
  • 情報伝達が数週間から数時間へ短縮

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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