RS-A2-02歴史総合・世界史探究 対策問題

歴史総合A 歴史の扉(2) 歴史の特質と資料

歴史の資料の分類として、一次資料にあたるものはどれか。

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正解: 2

正解

その出来事の当事者が当時記した日記や公文書

この問題のポイント

一次資料と二次資料の区別を問う問題。出来事と同時代に当事者が残した資料が一次資料、後世の解釈が二次資料という定義で解ける。

解説

歴史の資料は、成り立ちによって大きく2つに分けられる。
一次資料は、出来事と同時代に、当事者や関係者によって直接生み出された資料である。日記・書簡・公文書・条約の原本・写真・遺物・当時の新聞などが該当する。
二次資料は、後世の人が一次資料をもとに解釈・編集したものである。歴史家の概説書・教科書・年表・ドキュメンタリー番組などがこれにあたる。
選択肢の中では「当事者が当時記した日記や公文書」だけが一次資料である。
ただし注意も必要だ。一次資料が常に正しいわけではない。日記には書き手の思い込みや自己弁護が入るし、公文書にも作成者の立場が反映される。一次か二次かの区別と、信頼できるかどうかの判断は別の問題である。

ひっかけポイント
「一次資料=必ず正確」ではない点まで踏み込む出題がある。また当時の新聞は一次資料だが、後世の通史は二次資料、という時間の基準を軸に判別する。

選択肢の確認

①「後世の歴史家が書いた通史の概説書」
誤り。
後世の歴史家が一次資料を分析して著した概説書は二次資料に当たる。出来事と同時代の当事者が作成した資料そのものではない。

②「その出来事の当事者が当時記した日記や公文書」
正しい。
当事者が出来事の当時に記した日記や公文書は一次資料に当たる。ただし当事者の立場や目的が反映されるため、一次資料でも史料批判は必要である。

③「現代の教科書にある年表」
誤り。
現代の教科書の年表は、複数の一次資料や研究成果を後世に整理した二次資料である。出来事と同時代に作られた記録ではない。

④「テレビの歴史ドキュメンタリー番組」
誤り。
歴史ドキュメンタリーは史料や研究を現代の制作者が選択・編集した二次資料である。番組自体を現代社会の資料として分析する場合とは区別する。

覚えるポイント

  • 一次資料=同時代に当事者が残したもの
  • 二次資料=後世の解釈・編集(概説書・教科書など)
  • 一次資料にも作成者の立場やゆがみがある

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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