RS-D2-02歴史総合・世界史探究 対策問題

歴史総合D グローバル化と私たち(2) 冷戦と世界経済

朝鮮戦争(1950年勃発)が日本に与えた影響として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

特需景気が起こって経済復興が加速し、警察予備隊が創設された

この問題のポイント

朝鮮戦争の日本への影響を問う問題。特需景気による復興の加速と警察予備隊の創設という、経済・安全保障両面の影響で解ける。

解説

1950年6月、北朝鮮が38度線を越えて南へ侵攻し、朝鮮戦争が始まった。隣接する日本は、国連軍(実質は米軍)の出撃・補給基地となる。
米軍が武器の修理、トラック、繊維製品などを日本で大量に調達した結果、特需景気が発生した。ドッジ・ラインの緊縮で不況にあえいでいた日本経済は息を吹き返し、1951年には鉱工業生産が戦前水準を回復。高度経済成長の助走となった。
安全保障面では、在日米軍が朝鮮半島へ出動した空白を埋めるため、GHQの指令で1950年に警察予備隊が創設された。これが保安隊(1952年)を経て自衛隊(1954年)となる。
さらに冷戦の激化は、日本を早く西側陣営に組み込むための講和を急がせ、1951年のサンフランシスコ平和条約日米安全保障条約につながった。

ひっかけポイント
日本は戦場にはならず、参戦もしていない(基地と特需で関与)。警察予備隊→保安隊→自衛隊という改組の順序と年号も頻出ポイント。

選択肢の確認

①「日本は国連軍として直接参戦した」
誤り。
日本は占領下にあり、国連軍の戦闘部隊として直接参戦していない。掃海などの協力はあったが、日本軍として参戦したという説明にはならない。

②「特需景気が起こって経済復興が加速し、警察予備隊が創設された」
正しい。
朝鮮戦争による米軍の物資・修理発注が特需景気を生み、日本の生産と経済復興を促進した。同時に再軍備方針の下で1950年に警察予備隊が創設された。

③「日本は戦場となり、経済は大きく後退した」
誤り。
主な戦場は朝鮮半島で、日本は兵站・補給基地となった。日本経済は後退ではなく特需によって復興が加速した。

④「在日米軍がすべて撤退した」
誤り。
朝鮮戦争中も米軍は日本を重要な基地として使用し、撤退していない。1951年の日米安全保障条約によって独立回復後も駐留が続いた。

覚えるポイント

  • 朝鮮戦争は1950年勃発、日本は特需景気
  • 警察予備隊1950年→保安隊1952年→自衛隊1954年
  • 1951年サンフランシスコ平和条約・日米安保条約

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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