WT-B2-01|歴史総合・世界史探究 対策問題
メソポタミア文明について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
楔形文字が用いられ、ハンムラビ王が法典を発布した
この問題のポイント
四大文明の特徴の対応を問う問題。メソポタミア=楔形文字・ハンムラビ法典の組合せを、他文明の要素と区別できるかが鍵。
解説
メソポタミアとは、ティグリス川・ユーフラテス川にはさまれた地域(現在のイラク付近)を指す。ギリシア語で「川の間の土地」という意味である。
前3000年ごろまでに、この地のシュメール人はウル・ウルクなどの都市国家を築き、楔形文字を発明した。粘土板に葦の筆で刻む文字で、ハンムラビ法典もこの文字で記された。また、月の満ち欠けに基づく太陰暦や六十進法もこの文明の産物である。
前18世紀ごろ、バビロン第1王朝のハンムラビ王がメソポタミアを統一し、「目には目を、歯には歯を」の同害復讐の原則で知られるハンムラビ法典を発布した。ただしその適用は身分によって差があった。
メソポタミアは周囲に山や砂漠の障壁が少ない開放的な地形のため、諸民族の侵入と王朝の交替が絶えなかった。この点が、閉鎖的な地形で統一が長く続いたエジプトとの対比として頻出する。
ひっかけポイント
「エジプト=ナイル川・ピラミッド・神聖文字」「インダス=モエンジョ・ダーロ」「中国=甲骨文字」との対応入れ替えが最頻出。文明・河川・文字の対応表で整理すること。
選択肢の確認
①「モエンジョ・ダーロなどの計画都市が築かれた」
❌ 誤り。
モエンジョ・ダーロはインダス文明の計画都市であり、メソポタミアではない。
②「甲骨文字による占いが行われた」
❌ 誤り。
甲骨文字による占いは中国の殷で行われたもので、メソポタミアで用いられたのは楔形文字である。
③「楔形文字が用いられ、ハンムラビ王が法典を発布した」
✅ 正しい。
ティグリス・ユーフラテス川流域のメソポタミアではシュメール人が楔形文字と都市国家を生み、バビロン第1王朝のハンムラビ王が法典を発布した。
④「ナイル川の氾濫を利用し、ピラミッドが築かれた」
❌ 誤り。
ナイル川の氾濫とピラミッドはエジプト文明の特徴であり、メソポタミアの説明ではない。
覚えるポイント
- メソポタミア=ティグリス・ユーフラテス川、楔形文字・太陰暦
- ハンムラビ王(バビロン第1王朝)が同害復讐の法典を発布
- 開放的地形で民族興亡が激しい(エジプトと対比)
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。