WT8-A20|歴史総合・世界史探究 対策問題
アメリカ大陸の古代文明について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
アンデスのインカ帝国は文字を持たず、キープ(結縄)で記録した
この問題のポイント
アメリカ大陸の古代文明の特徴を問う。インカのキープ、各文明の位置、鉄器・車輪・馬を欠いた点の正確な理解が鍵。
解説
前提として、アメリカ大陸ではユーラシアと接触のないまま独自の文明が発達した。
- マヤ文明=ユカタン半島。二十進法と精密な暦、マヤ文字
- アステカ王国=メキシコ高原。都テノチティトラン
- インカ帝国=南米アンデス。都クスコ
インカ帝国は文字を持たず、ひもの結び方で数量を記録するキープ(結縄)を用いた。精巧な石造建築(マチュ・ピチュ)と道路網で広大な領域を統治した。
重要なのは、これらの文明が鉄器・実用の車輪・馬をいずれも持たなかったことである。この差が、16世紀にわずかな人数のスペイン人による征服を許した一因と説明される。
ひっかけポイント
アステカ・マヤ=メソアメリカ、インカ=南米という位置の入れ替えが定番。馬は旧大陸からの持ち込みであり、家畜化していたとする選択肢は誤り。
選択肢の確認
①「これらの文明は馬を家畜化していた」
❌ 誤り。
馬はアメリカ大陸では家畜化されておらず、スペイン人が持ち込んだものである。
②「アンデスのインカ帝国は文字を持たず、キープ(結縄)で記録した」
✅ 正しい。
アンデスのインカ帝国は文字を持たず、キープと呼ばれる結縄で数量を記録し、石造技術と道路網によって広大な帝国を統治した。
③「マヤ文明は鉄器と車輪を広く実用化していた」
❌ 誤り。
マヤ文明を含むアメリカ大陸の諸文明は、鉄器も実用の車輪も持っていなかった。
④「アステカ王国は南アメリカに位置した」
❌ 誤り。
アステカ王国はメキシコ高原すなわち北アメリカ大陸に位置し、南アメリカではない。
覚えるポイント
- インカ帝国=アンデス、文字なし、キープで記録
- マヤ=ユカタン半島、アステカ=メキシコ
- 鉄器・車輪・馬を持たず、征服されやすかった
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。