WT8-A02歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究B 諸地域の歴史的特質の形成(2) 古代文明の歴史的特質

ユダヤ教の成立に関わる出来事として正しいものはどれか。

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正解: 2

正解

新バビロニアによるバビロン捕囚の苦難の中で信仰が深められた

この問題のポイント

ユダヤ教成立の背景となったバビロン捕囚を問う。捕囚した国と解放した国の区別、苦難の中での信仰形成という因果で解ける。

解説

前提として、ヘブライ人はパレスチナにイスラエル王国とユダ王国を建てていた。
前586年、新バビロニアの王ネブカドネザル2世がユダ王国を滅ぼし、住民を都バビロンへ強制移住させた。これがバビロン捕囚である。
祖国を失った苦難の中で、人々は唯一神ヤハウェへの信仰を深め、自分たちこそ神に選ばれた民だとする選民思想、救世主(メシア)を待ち望む思想を核にユダヤ教が形成された。
捕囚を解いたのはアケメネス朝のキュロス2世(前538年ごろ)で、帰還した人々はイェルサレムに神殿を再建した。
なお、ローマ帝国の国教となったのはキリスト教であり、ムハンマドが創始したのはイスラームである。

ひっかけポイント
捕囚した国(新バビロニア)と解放した国(アケメネス朝)の入れ替えが定番のひっかけ。ローマの国教化はキリスト教の話と混同しない。

選択肢の確認

①「インダス文明の宗教を継承した」
誤り。
ユダヤ教は古代オリエントのヘブライ人の信仰から生まれたものであり、インダス文明とは関係がない。

②「新バビロニアによるバビロン捕囚の苦難の中で信仰が深められた」
正しい。
新バビロニアの王ネブカドネザル2世がユダ王国を滅ぼして住民をバビロンへ連行し、この捕囚の苦難の中で唯一神ヤハウェへの信仰と選民思想を核とするユダヤ教が形成された。

③「ローマ帝国の国教として成立した」
誤り。
ローマ帝国が4世紀末に国教としたのはキリスト教であり、ユダヤ教ではない。

④「ムハンマドが創始した」
誤り。
ムハンマドが創始したのは7世紀のイスラームである。

覚えるポイント

  • バビロン捕囚は前586年、新バビロニアのネブカドネザル2世
  • 解放はアケメネス朝のキュロス2世
  • ユダヤ教の核は唯一神ヤハウェ・選民思想・メシア待望

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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