WT-B2-04|歴史総合・世界史探究 対策問題
ローマが共和政から帝政へ移行する画期となった出来事はどれか。
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正解: 4
正解
オクタウィアヌスがアウグストゥスの称号を受けた
この問題のポイント
ローマが共和政から帝政へ移行した画期を問う問題。前27年のアウグストゥスの称号授与という基準年号で解ける。
解説
ローマは前509年から共和政をとり、元老院と市民が政治を担ってきた。しかし前1世紀、領土拡大にともなう社会の混乱から「内乱の1世紀」と呼ばれる争いが続いた。
カエサルの養子オクタウィアヌスは、前31年のアクティウムの海戦でアントニウスとクレオパトラの連合軍を破り、内乱に終止符を打った。そして前27年、元老院からアウグストゥス(尊厳者)の称号を受けた。
彼は市民の中の第一人者(プリンケプス)を自称し、共和政の制度を形式的に残しながら実権を握る**元首政(プリンキパトゥス)**を始めた。これが事実上の帝政の開始である。
以後約200年間、地中海世界は「ローマの平和(パクス・ロマーナ)」と呼ばれる安定と繁栄の時代を迎えた。
ひっかけポイント
カエサル(暗殺された独裁官)とオクタウィアヌス(初代皇帝)の入れ替えに注意。カール大帝の戴冠(800年)は中世西ヨーロッパの出来事で時代が全く異なる。
選択肢の確認
①「ハンムラビ法典が発布された」
❌ 誤り。
ハンムラビ法典は前18世紀ごろのメソポタミアで発布された法典で、ローマの政体の変化とは関係がない。
②「アレクサンドロス大王が東方遠征を行った」
❌ 誤り。
アレクサンドロス大王の東方遠征は前4世紀のマケドニアの事業であり、ローマの帝政移行とは別である。
③「カール大帝が戴冠した」
❌ 誤り。
カール大帝の戴冠は800年のフランク王国の出来事で、前27年から800年以上あとのことである。
④「オクタウィアヌスがアウグストゥスの称号を受けた」
✅ 正しい。
オクタウィアヌスは前27年に元老院からアウグストゥスの称号を受け、共和政の形を残しつつ実権を握る元首政を始めた。
覚えるポイント
- 前27年にオクタウィアヌスがアウグストゥスの称号を受ける
- 元首政(プリンキパトゥス)は共和政の形式を残した事実上の帝政
- 以後約200年がパクス・ロマーナ(ローマの平和)
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。