WT8-B02|歴史総合・世界史探究 対策問題
宋代の三大発明(実用化)に含まれないものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
蒸気機関
この問題のポイント
宋代の三大発明に含まれないものを選ぶ。火薬・羅針盤・活版印刷が中国起源、蒸気機関は18世紀イギリスという区別が核心。
解説
前提として、宋代(10〜13世紀)の中国は経済と技術が飛躍的に発展し、世界最先端の文明を誇った。
この時代に実用化されたのが火薬・羅針盤・活版印刷で、「世界を変えた三大発明」と呼ばれる。
- 火薬はヨーロッパに伝わり騎士階級の没落を早めた
- 羅針盤は遠洋航海を可能にし大航海時代を支えた
- 活版印刷の技術は、15世紀のグーテンベルクによる改良(再発明)を経て宗教改革の思想拡散を支えた
つまり、発明の起源は中国だが、社会を根本から変える舞台となったのはヨーロッパだった、という伝播と転用の構図が重要である。
一方、蒸気機関は18世紀イギリスでワットが改良した動力機関で、産業革命の象徴である。時代も場所も全く異なる。
ひっかけポイント
三大発明はいずれも中国起源という点と、ヨーロッパで威力を発揮したという構図を混同しない。蒸気機関だけが18世紀イギリスと突出して新しい。
選択肢の確認
①「蒸気機関」
✅ 正しい。
蒸気機関は18世紀のイギリスでワットが改良した動力機関であり、産業革命の象徴で、宋代の中国の発明ではない。
②「火薬」
❌ 誤り。
火薬は宋代の中国で実用化され、のちヨーロッパへ伝わって戦術を大きく変えた。
③「羅針盤」
❌ 誤り。
羅針盤は宋代の中国で実用化され、のちの大航海時代の遠洋航海を支えた。
④「活版印刷」
❌ 誤り。
活版印刷は宋代の中国で始まり、のちグーテンベルクの改良を経て宗教改革を支えた。
覚えるポイント
- 宋代の三大発明=火薬・羅針盤・活版印刷
- ヨーロッパに伝わり軍事・航海・宗教改革を変えた
- 蒸気機関はワットの改良、産業革命の象徴
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。