WT8-B03|歴史総合・世界史探究 対策問題
14世紀に世界各地を旅して『大旅行記(三大陸周遊記)』を残したモロッコ出身の旅行家はだれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
イブン・バットゥータ
この問題のポイント
『大旅行記』を残したイブン・バットゥータを問う。マルコ・ポーロとの対比で、モンゴル時代の旅行記2点を整理できるかが鍵。
解説
前提として、13〜14世紀のモンゴル帝国の時代は、ユーラシアの陸海の交通路が整備され、東西の人の往来がかつてなく活発だった。
モロッコ生まれのムスリム法学者イブン・バットゥータは、1325年のメッカ巡礼を皮切りに約30年間、アフリカ・中東・インド・東南アジア、さらに元の大都まで旅し、その見聞を『大旅行記(三大陸周遊記)』として口述した。
ほぼ同時代の先行例として、ヴェネツィア商人マルコ・ポーロがフビライに仕えたと伝わる旅を『世界の記述(東方見聞録)』に残している。
出自の異なる2人(ムスリム法学者とイタリア商人)が同じ交流圏を別の目で記録した点が資料問題の素材となる。鄭和は15世紀の明の武将で南海遠征の指揮官、コロンブスは15世紀末の航海者であり別人。
ひっかけポイント
マルコ・ポーロ(13世紀・ヴェネツィア商人)とイブン・バットゥータ(14世紀・モロッコの法学者)の人物・世紀の入れ替えに注意。
選択肢の確認
①「マルコ・ポーロ」
❌ 誤り。
マルコ・ポーロはヴェネツィアの商人で、13世紀に元を訪れて『世界の記述』を残した人物である。
②「鄭和」
❌ 誤り。
鄭和は明の永楽帝の命で南海遠征を率いた人物であり、旅行記の著者ではない。
③「コロンブス」
❌ 誤り。
コロンブスは1492年に大西洋を横断してアメリカ大陸に到達した航海者である。
④「イブン・バットゥータ」
✅ 正しい。
モロッコ生まれのイブン・バットゥータは、メッカ巡礼を皮切りに約30年かけてアフリカ・中東・インド・中国まで旅し、『大旅行記』を口述した。
覚えるポイント
- イブン・バットゥータ=大旅行記、14世紀モロッコ出身
- マルコ・ポーロ=世界の記述(東方見聞録)
- ともにモンゴル時代のユーラシア交流圏を記録
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。