WT9-S18歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究E 地球世界の課題(4) 地球世界の課題の探究

国際秩序の構想を古い順に並べたものとして正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

ウェストファリア体制 → ウィーン体制 → ヴェルサイユ体制 → 国際連合の成立

この問題のポイント

国際秩序の変遷を問う。ウェストファリア→ウィーン→ヴェルサイユ→国連という、大戦争のたびに再設計された秩序の順序が核心。

解説

前提として、国際秩序は大きな戦争の反省から再設計されるというリズムを持つ。この「大戦争→新秩序」の対応で覚えるのが王道である。

  • ウェストファリア体制(1648年):三十年戦争の講和。主権国家体制の成立
  • ウィーン体制(1815年):ナポレオン戦争後。勢力均衡と正統主義で革命前の秩序回復を図る
  • ヴェルサイユ体制(1919年):第一次世界大戦後。国際連盟による集団安全保障の初の試み
  • 国際連合(1945年):第二次世界大戦後。安保理常任理事国の大国一致を柱とする集団安全保障
    各体制の原理の違いが核心である。勢力均衡(力の釣り合いで平和を保つ)から集団安全保障(違反国に共同で対処する)への転換は、20世紀の国際政治の大きな発明として問われる。

ひっかけポイント
生んだ戦争との対応(三十年戦争→ウェストファリア、ナポレオン戦争→ウィーン、第一次世界大戦→ヴェルサイユ)の入れ替えに注意。原理(勢力均衡か集団安全保障か)の区別も頻出。

選択肢の確認

①「ウィーン体制 → ウェストファリア体制 → 国際連合の成立 → ヴェルサイユ体制」
誤り。
ウェストファリア体制は1648年でウィーン体制(1815年)より前であり、また国際連合の成立はヴェルサイユ体制より後である。

②「ヴェルサイユ体制 → ウィーン体制 → ウェストファリア体制 → 国際連合の成立」
誤り。
ヴェルサイユ体制は1919年でウィーン体制(1815年)より後であるため、最初に置くことはできない。

③「ウェストファリア体制 → ヴェルサイユ体制 → ウィーン体制 → 国際連合の成立」
誤り。
ウィーン体制は1815年でヴェルサイユ体制(1919年)より前であるため、並びが入れ替わっている。

④「ウェストファリア体制 → ウィーン体制 → ヴェルサイユ体制 → 国際連合の成立」
正しい。
ウェストファリア体制(1648年・主権国家体制)、ウィーン体制(1815年・勢力均衡)、ヴェルサイユ体制(1919年)、国際連合の成立(1945年)の順で、大戦争のたびに秩序が再設計された。

覚えるポイント

  • ウェストファリア1648年=主権国家体制
  • ウィーン1815年=勢力均衡、ヴェルサイユ1919年=集団安全保障の試み
  • 国際連合1945年=大国一致の原則

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 年代の基準点を置く:各項目の年を全部思い出そうとせず、政権交代・法令・戦争など確実な基準点の前後に配置して順序を確定する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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