WT9-S29|歴史総合・世界史探究 対策問題
核兵器と国際政治の出来事を古い順に並べたものとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
広島・長崎への原爆投下 → ソ連の核実験成功 → キューバ危機 → INF全廃条約
この問題のポイント
核時代の出来事の整序を問う。1945→1949→1962→1987という骨格年号と、独占→競争→危機→管理という局面の変化が核心。
解説
前提として、核兵器の歴史は「アメリカの独占→米ソの競争→危機→軍備管理」という局面の変化でとらえると整序に強い。
- 広島・長崎への原爆投下(1945年8月):核時代の始まり
- ソ連の核実験成功(1949年):アメリカの核独占が4年で終わり、核軍拡競争へ。以後、英仏中も保有
- キューバ危機(1962年):核戦争の瀬戸際。回避後、部分的核実験禁止条約(1963年)など管理の動きが始まる
- INF全廃条約(1987年):ゴルバチョフとレーガンが調印した、特定の核兵器を初めて廃棄する画期的条約で、冷戦終結への流れを加速した
日本との接続では、第五福竜丸事件(1954年)と原水爆禁止運動が挿入されやすい。核をめぐる年表は歴史総合との共通頻出テーマである。
ひっかけポイント
ソ連の核実験(1949年)が原爆投下(1945年)の後という順序、INF全廃条約(1987年)が初の核削減条約という位置づけが狙われる。第五福竜丸事件(1954年)の挿入にも注意。
選択肢の確認
①「INF全廃条約 → キューバ危機 → ソ連の核実験成功 → 広島・長崎への原爆投下」
❌ 誤り。
INF全廃条約は1987年で四つの中で最も新しく、並びが完全に逆になっている。
②「広島・長崎への原爆投下 → ソ連の核実験成功 → キューバ危機 → INF全廃条約」
✅ 正しい。
広島・長崎への原爆投下(1945年)、ソ連の核実験成功(1949年)、キューバ危機(1962年)、INF全廃条約(1987年)の順で、核時代は独占から競争、危機、管理へと推移した。
③「ソ連の核実験成功 → 広島・長崎への原爆投下 → INF全廃条約 → キューバ危機」
❌ 誤り。
原爆投下(1945年)はソ連の核実験(1949年)より前であり、キューバ危機(1962年)もINF全廃条約(1987年)より前である。
④「キューバ危機 → 広島・長崎への原爆投下 → ソ連の核実験成功 → INF全廃条約」
❌ 誤り。
キューバ危機は1962年で原爆投下(1945年)より後であるため、最初に置くことはできない。
覚えるポイント
- 原爆投下1945年→ソ連核実験1949年
- キューバ危機1962年→部分的核実験禁止条約1963年
- INF全廃条約1987年(ゴルバチョフとレーガン)
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 年代の基準点を置く:各項目の年を全部思い出そうとせず、政権交代・法令・戦争など確実な基準点の前後に配置して順序を確定する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。