WT9-S28歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究E 地球世界の課題(4) 地球世界の課題の探究

第二次世界大戦後の国際経済機構とその役割の組合せとして正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

IMF・国際通貨制度の安定

この問題のポイント

戦後国際経済機構と役割の対応を問う。IMF=国際通貨の安定という組合せを軸に、世界銀行・WTO・OECDの分担を整理する。

解説

前提として、世界恐慌後のブロック経済が第二次世界大戦の一因となった反省から、戦後は自由で安定した国際経済の枠組みが設計された(ブレトン・ウッズ体制・1944年合意)。
各機構の役割分担を対応させて覚える。

  • IMF(国際通貨基金):為替相場の安定と国際収支危機への融資。国際通貨制度の安定が任務
  • 世界銀行(IBRD):戦後復興と開発のための長期融資
  • GATT/WTO:関税引き下げなど自由貿易の推進
  • OECD:先進国間の政策協調(軍事や核とは無関係)
    軍事同盟の運営はNATOなどの役割であり、経済機構とは系統が異なる。
    アジア通貨危機(1997年)での韓国へのIMF支援のように、厳しい条件付き融資への批判といった運用面の論点まで問われることがある。

ひっかけポイント
機構名と役割の組合せ入れ替えがこの型の定番。IMF=通貨、世界銀行=開発融資、WTO=貿易、OECD=先進国協調という4点対応を崩さないこと。

選択肢の確認

①「世界銀行・関税の引き上げ」
誤り。
世界銀行は復興と開発のための融資を行う機関であり、関税の引き上げを目的とはしていない。

②「OECD・核兵器の管理」
誤り。
OECDは先進国間の経済政策協調のための機関であり、核物質の管理はIAEAが担っている。

③「IMF・国際通貨制度の安定」
正しい。
IMFは為替と国際収支の安定を担う機関で、ブレトン・ウッズ会議で設計された戦後国際経済体制の柱の一つである。

④「WTO・軍事同盟の運営」
誤り。
WTOは自由貿易の推進と貿易紛争の処理を担う機関であり、軍事同盟の運営はNATOなどが担う。

覚えるポイント

  • IMF=国際通貨制度の安定と危機時の融資
  • 世界銀行=復興・開発の長期融資
  • GATT/WTO=自由貿易、OECD=先進国の政策協調

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

WT9-S27WT9-S29