RS-D1-02|歴史総合・世界史探究 対策問題
第二次世界大戦後に生まれた「分断国家」の組合せとして最も適切なものはどれか。
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正解: 3
正解
東西ドイツ、南北朝鮮、南北ベトナムは、いずれも冷戦を背景に分断された
この問題のポイント
冷戦を背景とする分断国家の組合せ問題。東西ドイツ・南北朝鮮・南北ベトナムの3つの分断の成立事情と、その後の展開を押さえる。
解説
冷戦は、一つの民族・国家を東西両陣営の境界線で切り裂いた。代表が3つの分断国家である。
- ドイツ:米英仏ソの分割占領を経て、1949年に西の連邦共和国と東の民主共和国が成立。1990年に統一
- 朝鮮半島:北緯38度線で米ソが分割占領し、1948年に大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国が成立。朝鮮戦争(1950〜53年)は休戦のまま、分断は現在も継続
- ベトナム:インドシナ戦争後のジュネーヴ休戦協定(1954年)で北緯17度線を境に南北対立。ベトナム戦争を経て1976年に社会主義国として統一
分断の「始まり」と「解消の有無・時期」を対で覚えるのがポイントである。ドイツは平和的統一、ベトナムは戦争による統一、朝鮮は未統一と、結末が三様である点も整理したい。
ひっかけポイント
ドイツだけが分断国家という選択肢は朝鮮・ベトナムを無視した誤り。分断線の数字(朝鮮38度線・ベトナム17度線)の入れ替えにも注意する。
選択肢の確認
①「朝鮮半島は戦後一貫して一つの国家だった」
❌ 誤り。
朝鮮半島では1948年に南北二政府が成立し、1950年から朝鮮戦争が起こった。戦後一貫して一国家だったわけではない。
②「ベトナムの分断は19世紀から続いていた」
❌ 誤り。
ベトナム分断は19世紀以来ではなく、第一次インドシナ戦争後の1954年に北緯17度線を境として生じた。その後1976年に統一された。
③「東西ドイツ、南北朝鮮、南北ベトナムは、いずれも冷戦を背景に分断された」
✅ 正しい。
ドイツは1949年、朝鮮半島は1948年、ベトナムは1954年のジュネーヴ休戦協定後に、冷戦対立を背景として分断された。ドイツは1990年、ベトナムは1976年に統一し、朝鮮半島の分断は続いている。
④「分断国家はドイツのみで、アジアには存在しなかった」
❌ 誤り。
アジアにも南北朝鮮と南北ベトナムという分断国家が生じた。ドイツだけとする説明は、冷戦がアジアで朝鮮戦争・ベトナム戦争として熱戦化した事実を見落としている。
覚えるポイント
- 東西ドイツ1949年成立・1990年統一
- 南北朝鮮1948年成立、38度線、分断継続
- ベトナムは17度線、1976年統一
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。