WT7-W11|歴史総合・世界史探究 対策問題
1944年のブレトン・ウッズ会議で設立が合意された国際経済機構の組合せとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
国際通貨基金(IMF)と国際復興開発銀行(世界銀行)
この問題のポイント
ブレトン・ウッズ会議で設立が合意された機構を問う問題。IMFと国際復興開発銀行(世界銀行)の組合せで即答できる。
解説
1930年代のブロック経済と通貨切り下げ競争が世界貿易を縮小させ、大戦の一因になった。この反省から、連合国は大戦中から戦後経済の設計を始めた。
1944年、アメリカのブレトン・ウッズで連合国通貨金融会議が開かれ、2つの機構の設立が合意された。
- 国際通貨基金(IMF): 為替相場の安定を図り、国際収支が悪化した国に融資する
- 国際復興開発銀行(世界銀行): 戦後復興と開発のための長期資金を融資する
金と交換できるドルを基軸通貨とする固定相場制(ブレトン・ウッズ体制)が成立し、1947年のGATT(関税と貿易に関する一般協定)とあわせ、自由貿易に基づく戦後西側経済の枠組みとなった。この体制は1971年のニクソン・ショック(金とドルの交換停止)で転機を迎える。
ひっかけポイント
WTO(1995年・GATTの後身)やOECD・EUなど戦後のちの機構と混同させる選択肢が定番。「ブロック経済の反省→自由・無差別の貿易体制」という因果での出題が多い。
選択肢の確認
①「国際通貨基金(IMF)と国際復興開発銀行(世界銀行)」
✅ 正しい。
1944年のブレトン・ウッズ会議で、為替の安定を担う国際通貨基金(IMF)と、戦後復興に融資する国際復興開発銀行すなわち世界銀行の設立が合意された。
②「世界貿易機関(WTO)と経済協力開発機構(OECD)」
❌ 誤り。
WTOはGATTを引き継いで1995年に発足し、OECDは1961年発足であり、いずれも1944年の合意によるものではない。
③「欧州連合(EU)と北米自由貿易協定(NAFTA)」
❌ 誤り。
EUは1993年発効のマーストリヒト条約で成立し、NAFTAは1994年発効で、時期がまったく異なる。
④「国際労働機関(ILO)と世界保健機関(WHO)」
❌ 誤り。
ILOは1919年に国際連盟とともに設立され、WHOは1948年発足の国連専門機関であり、ブレトン・ウッズ会議の産物ではない。
覚えるポイント
- ブレトン・ウッズ会議は1944年
- IMFと国際復興開発銀行(世界銀行)を設立
- ドル基軸の固定相場制、1971年ニクソン・ショックで崩壊へ
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。