WT7-W12歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(4) 第二次世界大戦と諸地域の変容

第二次世界大戦中の科学技術の軍事利用の例として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

マンハッタン計画による原子爆弾の開発

この問題のポイント

大戦中の科学技術の軍事利用を問う問題。マンハッタン計画による原爆開発が答え。

解説

第二次世界大戦は、国家が科学者を総動員して兵器を開発する「科学戦」の様相を呈した。
その極致が、アメリカの極秘の原爆開発計画であるマンハッタン計画だった。ナチスの迫害を逃れた亡命科学者たちも参加し、1945年7月に世界初の核実験に成功、8月に広島・長崎へ投下された。
ほかにも、レーダー、ジェット機、ドイツのV2ロケット、ペニシリンの大量生産、初期の計算機など、大戦は科学技術を一挙に進めた。
これらの技術は戦後、米ソの核開発競争宇宙開発(V2ロケットの技術者が米ソ双方に渡った)の出発点となる。「ナチの迫害→亡命科学者→原爆」という皮肉な連鎖は、科学と社会を問う定番テーマである。

ひっかけポイント
蒸気機関車(19世紀)、活版印刷(15世紀)、羅針盤(中世)は時代がまったく異なる技術。「亡命科学者の貢献」と「戦後の核軍拡への接続」が資料問題の問われどころ。

選択肢の確認

①「蒸気機関車の発明」
誤り。
蒸気機関車の実用化は19世紀初めのスティーヴンソンらによるもので、産業革命期の技術である。

②「活版印刷術の発明」
誤り。
活版印刷術は15世紀半ばにグーテンベルクが実用化した技術であり、大戦中の軍事技術ではない。

③「羅針盤の実用化」
誤り。
羅針盤は宋代の中国で実用化され、のちの大航海時代を支えた技術である。

④「マンハッタン計画による原子爆弾の開発」
正しい。
アメリカは亡命科学者らの協力も得て極秘のマンハッタン計画を進め、1945年7月に原爆実験に成功し、8月に広島・長崎へ投下した。

覚えるポイント

  • マンハッタン計画はアメリカの原爆開発計画
  • 1945年8月に広島・長崎へ投下
  • 亡命科学者の参加、戦後の核・宇宙開発の出発点

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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