BK-INTEGRATED-05生物基礎 対策問題

生物基礎. 生物の多様性と生態系生態系のバランスと保全

同じ流域の池Aへだけ栄養塩が流入した。流入後、Aでは藻類量が増え、夜明け前の溶存酸素が8 mg/Lから2 mg/Lへ低下したが、対照の池Bではほぼ変化しなかった。最も適切な説明はどれか。

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正解: 2

解き方

問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、池Aだけへの栄養塩流入、藻類増加、夜明け前O₂の8→2 mg/L低下、対照池Bの不変を時間順に結び、夜間の酸素収支を考えるという手順で判定する。

正解の根拠

「Aでは増えた有機物の呼吸・分解による酸素消費が、夜間の酸素不足に関与した」

Aでは栄養塩で藻類・有機物が増え、藻類自身の夜間呼吸や死骸を分解する微生物の呼吸がO₂を消費したため、夜明け前の低酸素に関与したと考えられる。

誤答の理由

  • 「藻類量の増加は夜間にも光合成を高めるため、酸素低下は光合成の促進で説明できる」:夜間は光がないので光合成によるO₂供給は止まる一方、藻類や分解者の呼吸は続く。藻類増加が夜間の光合成を促進するという説明は成り立たない。
  • 「栄養塩のイオンが酸素分子を直接消費したことが主因で、呼吸や分解は関与しない」:栄養塩イオンがO₂分子を直接大量消費したのではなく、生物の生産増加と呼吸・分解増加を介した酸素消費で説明する。
  • 「Bで変化がないことから、測定していない環境条件もAとBで等しいと判断できる」:対照池Bの不変は共通する時間変化だけの説明を弱めるが、水温・水深・混合など測定していない全条件までAとBで等しいとは保証しない。

覚えるポイント

必ず覚える:池Aだけへの栄養塩流入、藻類増加、夜明け前O₂の8→2 mg/L低下、対照池Bの不変を時間順に結び、夜間の酸素収支を考える。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。

共通テストでの解き方

共通テストの注意:富栄養化は栄養塩→一次生産増加→有機物増加→呼吸・分解によるO₂消費と追う。昼夜で光合成は変わるが呼吸は続く。

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