BK-PAST-R7-IMMUNITY|生物基礎 対策問題
図2で、7歳以上の群は3歳未満の群より、接種前から抗体量が高く、接種後の増加も大きかった。最も適切な説明はどれか。

解答・解説を見る
正解: 1
解き方
問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、7歳以上群の接種前からの抗体高値と接種後の大きな増加を、過去の同じ抗原への暴露と記憶細胞による二次応答で説明するという手順で判定する。
正解の根拠
「年長群では過去の感染や接種でできた記憶細胞が残り、二次応答が起こりやすい」
年長群では過去の感染や接種で同じ抗原に対する記憶細胞が残っていた可能性があり、再接種で速く大きい二次応答が起こる。
誤答の理由
- 「抗原に触れると自然免疫が抗原特異的な抗体をつくる」:抗原特異的な抗体を産生するのはB細胞・形質細胞が担う獲得免疫であり、自然免疫が特定抗原ごとの抗体をつくるわけではない。
- 「年齢によりすべての抗原に対する抗体が自動的に増える」:年齢が上がるだけで未経験を含む全ての抗原への抗体が自動的に増えるわけではなく、抗原特異的な暴露歴を考える必要がある。
- 「一度できた抗体は生涯分解されない」:抗体分子はタンパク質なので時間とともに分解される。長期の免疫記憶と再暴露時の大きな増加を主に担うのは記憶細胞である。
覚えるポイント
必ず覚える:7歳以上群の接種前からの抗体高値と接種後の大きな増加を、過去の同じ抗原への暴露と記憶細胞による二次応答で説明する。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。
共通テストでの解き方
共通テストの注意:一次応答と二次応答は、抗体増加の開始の速さ・最大量・持続を比較する。接種前高値だけを『抗体が生涯残った』と解釈しない。