BK-PAST-R8-VEGETATION-TRANSECT生物基礎 対策問題

生物基礎. 生物の多様性と生態系植生と遷移

表1と図2を合わせて、種Mと種Tの分布と乾燥への応答を説明したものとして最も適切なものはどれか。

BK-PAST-R8-VEGETATION-TRANSECTの問題図版
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正解: 4

解き方

この問題は二つの資料を役割分担して読みます。表1から種Tは林に近い0〜30 m、種Mは主に30 m以遠に分布すると確認します。次に図2で水やり回数を減らしたときの光合成速度を比較すると、種Mはほぼ一定、種Tは約0.58から約0.38へ低下します。分布と乾燥応答の両方に合う記述を選びます。

正解の根拠

「種Mは林から離れた場所に分布し、種Tより光合成速度が乾燥の影響を受けにくい」

種Mは林から離れた側に多く、水やりを減らしても光合成速度の低下が小さいため、少なくともこの実験条件では種Tより乾燥の影響を受けにくいと判断できます。表と図の両方を満たす記述です。

誤答の理由

  • 「種Tは林から離れた場所だけに分布し、乾燥しても光合成速度が変わらない」:林から離れた場所に主に分布するのは種Mです。また種Tの光合成速度は水やりを減らすと低下しており、「変わらない」も誤りです。選択肢の前半・後半とも資料と一致しません。
  • 「種Mは林に近い場所だけに分布し、水やりを減らすと光合成速度が半分以下になる」:種Mの分布域は林に近い場所だけではありません。さらに、水やりを減らした種Mの光合成速度はほぼ維持され、半分以下にはなっていません。
  • 「両種は同じ場所に分布し、水やり回数への応答にも差がない」:二種の分布域にはずれがあり、水やり回数への応答にも差があります。表1と図2で示された差をどちらも無視しています。

覚えるポイント

生物の分布は環境要因と生物の耐性・生理特性の組合せで考える。ただし相関だけから、乾燥耐性が分布を完全に決めたと因果関係まで断定してはいけない。

共通テストでの解き方

表とグラフを統合する問題では、資料ごとに『何が分かるか』を一文ずつ作ってから連結します。本問なら『Mは遠方に多い』『Mは低頻度の水やりでも速度を保つ』の二文です。選択肢の前半と後半を別々に照合すると、半分だけ正しい選択肢を除けます。

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