BK-PAST-R8-THERMOREGULATION|生物基礎 対策問題
図2で、運動開始10分後から40分後までの深部体温の変化を、気温20℃と40℃で比較した記述として最も適切なものはどれか。

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正解: 2
解き方
設問で指定された10分後から40分後だけに範囲を絞り、気温20℃と40℃の曲線をそれぞれ追います。20℃では10分後に約38℃へ達した後はほぼ水平ですが、40℃では傾きが残り、40分後には約39.4℃です。曲線の高さだけでなく、指定区間での傾きを比較することがポイントです。
正解の根拠
「20℃では約38℃でほぼ一定になるが、40℃ではその後も上昇を続ける」
20℃の曲線は約38℃でほぼ横ばいになり、体温調節によって産熱と放熱の収支が近づいたと読めます。40℃では10分後も曲線が上向きで、暑い環境のため放熱しにくく、深部体温が上がり続けています。
誤答の理由
- 「20℃では上昇を続けるが、40℃では約38℃でほぼ一定になる」:二つの条件を逆にしています。横ばいになるのは20℃であり、上昇を続けるのは40℃です。凡例と曲線の対応を入れ替えないことが必要です。
- 「どちらの気温でも約37℃まで低下し続ける」:両条件とも運動開始後に深部体温は上昇しており、約37℃まで低下する曲線ではありません。増減の方向そのものが図と反対です。
- 「どちらの気温でも10分後から40分後まで同じ速さで上昇する」:20℃では10分後以降の傾きがほぼ0ですが、40℃では正の傾きが続きます。したがって、同じ速さで上昇しているとはいえません。
覚えるポイント
恒常性は値が全く変化しないことではなく、負のフィードバックによって一定範囲へ戻そうとする性質である。高温・高湿度などでは放熱が制限され、調節能力を上回ることがある。
共通テストでの解き方
時間変化の比較では、設問が指定する区間の始点・終点・傾きを確認します。生理現象の知識だけで先回りせず、まず曲線から事実を読み、その後に発汗・皮膚血管・放熱などの仕組みで説明してください。